海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
女優の今泉佑唯さんが、ABEMAオリジナルドラマ「結婚してとうるさくて」に出演している。結婚願望が強い29歳の女性を演じているが、「女性は共感できるところがいっぱいあるのでは」と話す。第1子を出産した今泉さんにとって、本作が出産後初のドラマとなった。芸能活動と子育てとの両立は大変な部分もあるが「子供がいるから頑張れる」と話す。持ち前の屈託のない笑みを浮かべつつ、時折、たくましい母としての一面ものぞかせる今泉さんに話を聞いた。
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ドラマは、東京で生きる29歳独身女性たちの“リアル”を描くABEMAの人気ドラマ「30までにとうるさくて」のスピンオフ作。29歳の鎌田知也(柳俊太郎さん)は仕事、プライベート共に順風満帆だったが、29歳を迎えた2人の女性から同時に猛烈な“結婚してアピール”をされて……というストーリー。今泉さんが知也と関係を持つ女性の一人で家庭的な魅力を持つ西野まりえ、山本千尋さんが知也のもう一方の相手で、弁護士・人気インフルエンサーとして活躍するハイスペックな白石梨沙子をそれぞれ演じている。全2話。
今泉さんは今作について、「女性は共感できるところがいっぱいあるのでは」と話す。「10代、20代の女性だったら『こういうことに直面するのかな?』っていうワクワク感を感じていただけたり、すでに結婚されている方は『こういうこともあったな』って思っていただける作品になっていると思います」とアピールする。
今泉さんが演じるまりえは、文房具メーカーの営業勤務のしっかり者で、素朴な雰囲気を持つ家庭的な女性。あやふやに始まった知也との関係を続けているが、30代を前に結婚願望が芽生えてきて……という役どころ。
今泉さん自身は知也のような“はっきりしない男性”は「好きにはなれない」といい、「自分が(20代後半で)付き合うのなら、付き合う前に結婚を意識しているかはっきり言うと思います」と話す。
まりえに共感できる部分もあった。それは、たんすの中にスペースを作る丁寧な「下着のたたみ方」。「私もこの畳み方してるって思って(笑い)。でも、劇中では、知也に嫌がられるのですが、男性からしたら嫌なのかなって。男女の価値観の違いを改めて感じました」と明かした。
第1子を出産した今泉さん。出産を経て、約1年半ぶりのドラマ出演となった。撮影について「今まで感じたことない緊張があって、ずっと震えていました。料理を作るシーンでも震えちゃって(笑い)。緊張の理由は自分でもよく分からなかったのですが、1年半前は、カメラの前でこんなことしてたんだ!って思いました」と話す。
今作を通じて女優業への思いも強くした。「お芝居がすごく好きなんだなって実感して。これからも、もっといろんなお芝居に携わっていきたいです」と声を弾ませる。
3月18~20日には、紀伊國屋ホール(東京都新宿区)で主演舞台「修羅雪姫」を控えている。大変にみえる子育てと芸能活動の両立だが、「出産したら、自分の時間はあまりいらなくなりました」という。
「これまでは、休日はジムやエステに行ったり、自分の時間がないとストレスを感じていたのですが、今は自分の時間を作るくらいなら、子供のためにって思います。今の休日の楽しみは、赤ちゃん用品を見ることですね(笑い)。ベビー用品店にはめちゃくちゃ行きます。子供のお洋服を買ったり、おもちゃを買ったりするのが休日の楽しみです!」と母の顔をのぞかせる。
「子供がいるから、お仕事を頑張れます」と力を込める今泉さん。「子供がいずれ私の仕事を知ることになった時、『お母さんかっこ悪い』って思われたくないですもん!」と強い意志をのぞかせた。
※柳俊太郎さんの「柳」は旧字体