ダンダダン
第6話「ヤベー女がきた」
11月7日(木)放送分
米マーベル・コミックの敵役・モービウスが主人公の映画「モービウス」(ダニエル・エスピノーサ監督、4月1日公開)の日本語吹き替え版で、中村悠一さんがモービウスを演じることが分かった。杉田智和さんがモービウスと同じ病に苦しむ親友・マイロ役、小林ゆうさんがモービウスの同僚で優秀な女性医師・マルティーヌ役を担当することも発表された。
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モービウスは、原作コミックでは、スパイダーマンの宿敵として登場する。その素顔は天才医師のマイケルで、映画では“ヴィラン”と命を救う医師の二つの顔を持つモービウスの活躍を描く。ジャレッド・レトさんがモービウスを演じる。
日本語吹き替え版で、楠大典さんがモービウスを追い詰めるFBI警察官・ストラウド役、田村睦心さんが少年時代のモービウス役、松本沙羅さんが少年時代のマイロ役を担当することも発表された。
今回、マーベルの新しいヴィランであるモービウス役のお話をいただいた際、やはり一番気になった点は「過去にマーベルヒーローを担当させていただいている」という部分でした。そこは気にせずとも大丈夫です!とお言葉を頂戴したので、ではぜひ!という思いで参加させていただきましたが、見る方たちにそれを感じさせないように役作り、雰囲気作りをしないといけないな、といろいろ考える時間を設けました。
収録でしっかりと演出を付けていただき、今作の持つ「闇」の部分、そこに医師として人命を優先して考えるモービウスの葛藤を交えながらじっくりと役作りをさせていただきました。難しい作業になりましたが、良い完成になっていると幸いです。1本の映画尺の中にこれでもか!とたくさんの要素が詰まっております。どの部分が刺さってくるのか、見る人によってさまざまになると思われる本作。楽しみに待っていていただけますと幸いです。
ある日、主人公モービウスの友人役で吹き替えのオファーが来た時、自分なりにいろいろ調べて役と向き合いました。マイロとモービウスの関係は損得以上に、似た境遇で見えない出口を共に探っている同士のように見えました。しかし、その均衡は割ともろく……。現場でマイロの芝居を組み立てるのは、その答えの見えない何かを提示し続けるものでした。どのような結果であっても、彼の出した答えに迷いがあってはいけないと思い、向き合うことを絶対に諦めなかったです。
最初にマルティーヌ役のお話をいただいた際は、まさか「モービウス」に携わらせていただけるなんて、信じられない気持ちでした。憧れの作品に出演させていただけることに大きな喜びと、心から感謝の思いでいっぱいです。それと同時に、大役をいただいたことに身の引き締まる思いでした。マルティーヌさんは、モービウスさんの同僚であり、彼を支える優秀な女医です。それでいて献身的で強くて優しい、芯の強さも魅力です。とても美しくて聡明で非の打ち所のない女性だと思います。表情の一つ一つやたたずまいも、クールビューティーな中にチャーミングさもあって見とれてしまうすてきな方です。このような素晴らしい役柄に巡り合うことができて、心から感謝しております。
すでにアフレコも終えており、マルティーヌさんの目線や所作、細部に至るまで全てが美しく、残酷でもあり、苦悩や葛藤を共に味わせていただけていることに、ありがたさと喜びを感じました。この偉大な作品に携わらせていただける幸せを胸に刻みながら、精いっぱい演じさせていただきました。とても充実した時間を過ごすことができました。この作品は、圧巻の映像美を前に、一瞬で心をわしづかみにして、作品の世界へ連れて行ってくださいます。映像、音楽、効果音、ストーリーその全てが圧倒的で心動かされます。
スピード感あふれる大迫力のアクションシーンも見どころの一つですが、緻密で繊細な麗しさに目が離せません。息をつかせない怒涛の展開が皆様をお待ちしておりますので、ぜひ翻弄(ほんろう)されてください。私も作品ファンの一人として、劇場公開されるのがとても楽しみです!
2024年11月09日 10:00時点
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