王立宇宙軍 オネアミスの翼:公開35周記念で4Kリマスター 2022年上演 山賀博之監督のコメントも

「王立宇宙軍 オネアミスの翼」のビジュアル(C)BANDAI VISUAL/GAINAX
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「王立宇宙軍 オネアミスの翼」のビジュアル(C)BANDAI VISUAL/GAINAX

 1987年に公開された劇場版アニメ「王立宇宙軍 オネアミスの翼」の公開35周年を記念して、4Kリマスター化されることが分かった。4Kリマスター版が2022年に上映される。

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 同作を手がけた山賀博之監督は「机上の空論という言葉がある。机の上だけで考えた現実とリンクするかどうかも分からぬ理屈のことであるが、今から38年前、僕と岡田斗司夫さんの二人はこれに取り組んでいた。その時、二人が向かいあって座っていた大阪市生野区にある桃谷駅前商店街の喫茶店のテーブルの上に乗っていたのは、おしぼりと水とコーヒーのみ。メモ用紙の一枚もなかった。二人の机上の空論に特徴があったとすれば、話題にしているテーマ自体が『机上の空論』についてだったことだ。この喫茶店の空間内で語られている理屈は、一歩店を出れば、果てしなく流れる大河のようなあの世界の重さに匹敵することができるのか? そして3年後となる1987年3月14日。その机上の空論がこの現実とリンクした日である」とコメントを寄せている。

 「王立宇宙軍 オネアミスの翼」は、ただ漠然と毎日を過ごす宇宙軍の兵士シロツグが、ある少女との出会いをきっかけに宇宙パイロットに志願し、幾つもの壁を乗り越え、宇宙を目指す……というストーリー。貞本義行さんがキャラクターデザインを担当したほか、庵野秀明さん、樋口真嗣さんらが参加した。

 ◇スタッフ(敬称略)

 エグゼクティブ・プロデューサー:山科誠▽企画:岡田斗司夫、渡辺繁▽原案・脚本・監督:山賀博之▽キャラクターデザイン・作画監督:貞本義行▽作画監督:庵野秀明、飯田史雄、森山雄治▽助監督:赤井孝美、樋口真嗣、増尾昭一▽美術監督:小倉宏昌▽撮影監督:諫川弘▽音響監督:田代敦巳▽音楽監督:坂本龍一▽制作:GAINAX

 ◇キャスト(敬称略)

 シロツグ・ラーダット:森本レオ▽リイクニ・ノンデライコ:弥生みつき▽将軍:内田稔▽指導官:飯塚昭三▽マナ:村田彩▽マティ:曽我部和恭▽カロック:平野正人▽ドムロット:鈴置洋孝▽ダリガン:伊沢弘▽チャリチャンミ:戸谷公次▽ネッカラウト:安原義人▽アナウンサー:徳光和夫

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