最終回が4月8日に放送されたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」で初代ヒロイン・安子を演じた女優の上白石萌音さんが9日、東京都内で行われた、「第94回アカデミー賞」で3冠に輝いた映画「コーダ あいのうた」(シアン・ヘダー監督)の舞台あいさつに登場。冒頭で、上白石さんは「みなさん、こんにちは。私の名前は上白石萌音といいます。『コーダ 愛のうた』アカデミー賞、おめでとうございます。今日は一緒に楽しみましょう」と手話を交えてあいさつ。会場の観客から大きな拍手を浴びた。
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上白石さんはイベント終盤のフォトセッションで、同映画で助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァーさんが披露した「I LOVE YOU」の手話を披露。「カムカムエヴリバディ」では最終回直前の第111回で、深津絵里さん演じるるいが母の安子(森山良子さん)と約50年ぶりに再会し、抱擁した際に「I love you」と告げたシーンが話題になっており、上白石さんにとっても縁のある言葉の手話ポーズでの撮影となった。
この日は、「コーダ あいのうた」のテレビスポットのナレーションを担当した上白石さんが、同作についてトーク。アカデミー賞受賞については「絶対取ってほしいとひそかに思っていたので、ニュースを見て泣いちゃいました、うれしくて」と明かした。同作を妹で女優の上白石萌歌さんにも鑑賞するよう勧めたといい、「『絶対に見なさい』と言いました。そうしたら(見に)行って『最高だった』と。1時間ぐらいしゃべりました。ほとんどすべてのシーンについて話しましたね」と姉妹で盛り上がったことを語っていた。
「コーダ あいのうた」は、耳の聞こえない家族の中のたった一人の健聴者であり、秘められた歌の才能を持つ少女・ルビー(エミリア・ジョーンズさん)と家族の絆を描いた作品。「第94回アカデミー賞」で作品賞、脚色賞のほか、トロイ・コッツァーさんが助演男優賞に輝き、3冠を達成した。
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