庵野秀明監督が企画・脚本を担当した特撮ドラマ「ウルトラマン」の映画「シン・ウルトラマン」の大ヒットを記念し、庵野監督がセレクトした「ウルトラマン」の4エピソードを「庵野秀明セレクション『ウルトラマン』特別上映」として6月3日から劇場上映する。上映に向けて、庵野監督がコメントを寄せ、各エピソードを選んだ理由を説明した。
ウナギノボリ
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第18話「遊星から来た兄弟」について「M5曲が初めて劇中にかかり、初めてウルトラマンがヒーローとして自覚的に描かれたエピソードだと感じています。発射と命中が同画面に収まっている近距離での夜のスペシウム光線が素晴らしく、4K大画面に映えるかと思い選びました」とコメント。
第26話「怪獣殿下(前編)」を選んだ理由を「怪獣を特異なキャラクターとして子供視点も交えながらリアルに描いたエピソードだと感じています。M-4T2曲が流れカラータイマーの点滅音が響く中、ウルトラマンが美しくやられていく様が、4K大画面に映えるかと思い選びました」と説明。
第28話「人間標本5・6」は「宇宙人を怪異なキャラクターとして人間を標本にするという恐怖をサスペンス的に描いたエピソードだと感じています。何はともあれウルトラマンの滞在時間が長くその分楽しめるのと、ダダに決まる蹴りの格好良さが、4K大画面に映えるかと思い選びました」という思いがあるという。
第34話「空の贈り物」については「ウルトラマンの空想世界を自覚的に寓話(ぐうわ)として真面目に描いたエピソードだと感じています。映像は実世界の一部を意図して切り取り積み重ねて構成されている面白さが、4K大画面に映えるかと思い選びました」と話している。
TOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで6月12日まで上映される。6月3日にはTOHOシネマズ池袋(東京都豊島区)でトークショーが開催され、ウルトラマン スーツアクターの古谷敏さん、映画評論家、クリエイティブディレクターの清水節さんが登場する。
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