本田翼:実写映画「鋼の錬金術師」続編 4年ぶり撮影も「ホッとできる現場」 「完結編」への思い語る

映画「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成」でウィンリィ・ロックベルを演じる本田翼さん (C)2022 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会
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映画「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成」でウィンリィ・ロックベルを演じる本田翼さん (C)2022 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会

 荒川弘さんの人気マンガを実写化した映画2部作「鋼の錬金術師 完結編 復讐(ふくしゅう)者スカー(公開中)/最後の錬成(6月24日公開)」(曽利文彦監督)の新たな場面写真が、6月5日に公開された。ウィンリィ・ロックベル役の本田翼さん、ロイ・マスタング役のディーン・フジオカさん、リザ・ホークアイ役の蓮佛美沙子さん、マース・ヒューズ役の佐藤隆太さんが写し出されている。

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 本田さんは「世間が大変な時期で、みんなでいろいろなことに気を付けながら撮影を行ったので、協力し合った、という感覚がとても強いです」と振り返り、「スタッフの皆さんも前回の撮影の時と同じメンバーなので緊張感はありつつも、ハガレンは自分がホッとできる現場だなと改めて思いました」と明かした。

 本作には、ウィンリィが両親の死に関わるスカ―(新田真剣佑さん)と対峙(たいじ)する場面も登場。「家族の過去と向き合うシリアスなシーンもあったので、繊細な感情表現に注力して演じました」と語った。

 「完結編」では、マスタングにとって重要なイシュヴァール殲滅戦も描かれた。ディーン・フジオカさんは「イシュヴァール殲滅戦の当時の模様を演じることができて良かったと思いました。このシーンはマスタングというキャラを演じる上ですごく大きなターニングポイントで、彼がなぜこういう思いを持つようになったのかという人生観が腑に落ちる部分があったので、ある意味4年越しの答え合わせのような感じで物語に深みが増したと思います」とコメント。

 また「一人のキャラクターをシリーズ3作にわたって演じさせてもらうというのは、自分のキャリアの中では初めてなので、自分の人生においても感慨深い、印象深い作品です」といい、「このような形でプロジェクトに参加させてもらえて光栄でした」と感謝した。

 以前から続編を熱望していたという蓮佛さんは、「続編ならではの苦労はあまり感じなかったです。衣装合わせで4年ぶりに軍服を着たときに、“うわぁ懐かしい~”って興奮したので、懐かしさ、安心感の方が大きかったです」と告白。

 見どころのガンアクションについては、「一作目よりも難易度が上がりましたし、私自身がアクションをやったことがなかったので、すごく緊張しました。いろいろな種類のライフルを撃たせていただいたので楽しかったですね。様になっていると良いなと思っています」と語った。

 「鋼の錬金術師」は、「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で2001~2010年に連載された。錬金術が科学のように発達した世界を舞台に、エドとアルの兄弟が、失った体を取り戻すため「賢者の石」を探す旅に出る……というストーリー。アニメ化もされ人気を博した。2017年には1作目の実写映画が公開された。

 新作は、マンガ「鋼の錬金術師」の連載20周年を記念した新プロジェクトとして公開される。2部作の前編となる「復讐者スカー」は、“傷の男(スカー)”を中心とした物語。かつて国軍によって滅ぼされたイシュヴァールの民の復讐のために、すべての国家錬金術師の抹殺を誓うスカーが、エド(山田涼介さん)と相対することになる。後編「最後の錬成」は、ホムンクルスたちの生みの親“お父様”(内野聖陽さん)との戦い、その後のエドとアル(水石亜飛夢さん)、仲間たちの物語が展開し、原作の最終話までを描く。

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