日向坂46山口陽世:「もっとグループに貢献できる存在に」 “初めての後輩”加入を前に生まれる先輩の自覚

アイドルグループ「日向坂46」の山口陽世さん
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アイドルグループ「日向坂46」の山口陽世さん

 アイドルグループ「日向坂46」が、6月1日に最新7枚目シングル「僕なんか」を発売した。「これまでの日向坂46の楽曲にはあまりないネガティブな気持ちを歌った、メッセージ性の強い楽曲です」とアピールする山口陽世さん。3月に高校を卒業、進学はせず、グループの活動に専念している。特技を生かしたプロ野球始球式への登板など個人での活動も増え、グループの中で存在感を発揮しつつあるが、そんな山口さんに高校を卒業しての心境の変化や、新シングルの話などを聞いた。

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 ◇“先輩”渡邉美穂への思い 初センター曲「ゴーフルと君」に喜び

 新シングル「僕なんか」は、先輩メンバーの渡邉美穂さんの“卒業シングル”にもなる。

 卒業する渡邉さんについて「美穂さんは、メンバーが疲れて“どよーん”としているときとか、その場の雰囲気を明るくしてくれるんです」と振り返る山口さん。「一度、別のお仕事でダンスの振り入れに遅れてこられたときがあったのですが、難しいダンスで私は苦戦していたのに、すぐに完璧に覚えられていて。いろいろな面ですごいなって思います」と尊敬する先輩の卒業に寂しさを隠せない様子。

 同シングルにはカップリングとして、山口さんを含む三期生4人による楽曲「ゴーフルと君」も収録。同曲では、山口さんが初のセンターを務める。

 「私の描いたマンガをみんながコスプレで再現してくれる……というストーリーのMV(ミュージックビデオ)になっているのですが、大好きなマンガを取り入れた世界観の作品になってすごくうれしかったです。三期生それぞれが輝いている楽曲になっています!」

 ◇「グループに貢献できるよう“自分の武器”を」 

 今年3月で高校を卒業した山口さん。“社会人”になった心境を聞くと、「社会人……」と笑いつつも、「やっぱり何かが変わった感じはします」と話す。

 「今まではやっぱり学生というのがあって、一部参加できない活動とかもありました。これからは、もっとグループに貢献できるよう頑張りたいですし、グループに貢献できるよう“自分の武器”も見つけていきたいです」

 自身の“武器”を模索する中、うれしかった出来事がゲームバラエティー番組「有吉ぃぃeeeee!~そうだ!今からお前んチでゲームしない?」(テレビ東京ほか、日曜午前10時)への出演だったという。渡邉さん、金村美玖さん、丹生明里さんとともに出演して活躍した。

 「ゲームがすごく好きで自分から発信していたのですが、そんな中で『有吉ぃぃeeeee!』さんに出演できたことはすごくうれしかったです! ゲームのお仕事はこれからもやってみたいです」

 2020年2月にグループに加入した山口さんは、現在はグループの“末っ子”にあたるが、今年、新メンバーが加入することで、ついに“先輩メンバー”になる。“初後輩”ができるということで、少しずつ先輩になる自覚も生まれているようだ。

 「(私が)最初、加入したときは上京して一人だったし、“おひさま(ファンの呼称)”もどういう反応なのかなとかすごく不安だったのですが、先輩たちが優しく温かく迎えてくださったので、とても安心できました。(一期生の)佐々木美玲さんが最初からよく声をかけてくださったり、気にかけてくださったのは印象に残っています。やっぱり自分ではなかなか話しに行けないので、すごくありがたくて……。私もそういうふうに、話しかけやすい人であったり、相談しやすい存在になれたらなと思っています」

 先輩メンバーの卒業、新メンバーも加入予定で、グループは刻々と変化していく。今後の目標を聞くと、改めて「日向坂46に貢献できる存在になりたいです」と語り、「そのために、野球やイラスト、ゲームとか、自分の得意なものを生かせるお仕事ができるよう頑張りたいです!」と意気込んだ。

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