今週の「徹子の部屋」:毒蝮三太夫、猛火の中を生き延びた戦争体験語る いしだあゆみ、朝4時前起床の生活明かす

8月12日放送の「徹子の部屋」に出演する毒蝮三太夫さん=テレビ朝日提供
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8月12日放送の「徹子の部屋」に出演する毒蝮三太夫さん=テレビ朝日提供

 8月8~12日に放送される黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系、月~金曜午後1時)のラインアップが発表された。8日はエッセイストの阿川佐和子さん、10日はミニチュア写真家の田中達也さん、11日は女優のいしだあゆみさん、12日はタレントの毒蝮三太夫さんが登場。9日は「スターが証言『戦争と私』」と題した特集企画となる。

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 両親の介護生活を終えた阿川さん。遺品整理など実家の片づけは、思い出の品を見つける度に手が止まって、1年以上かかったという。スタジオには、見つけた宝物を持参する。7年前に亡くなった作家の父・阿川弘之さんは「とても怖い存在だった」とも語る。5年前に結婚した夫は、そんな父とは正反対の穏やかな性格だと明かす。

 9日は、翌週15日に控える「終戦の日」を前に、番組47年の放送の中から、スターたちが語った貴重な「戦争体験」を特集して放送する。故・淡谷のり子さんは特攻隊の慰問に行った際のつらい別れを明かした。すでに大スターだった36歳の時に召集された故・長谷川一夫さんは、同期の仲間との思い出を語っていた。岸惠子さんは生家のある横浜で12歳の時に経験した大空襲を語った。美輪明宏さんは、故郷・長崎で被爆した時に見た“光景”を打ち明けた。

 ミニチュア人形を食品サンプルや日用品と組み合わせ、独特の世界感で撮影した写真が注目されている田中さん。インスタグラムは11年間毎日投稿を続けており、フォロワー数は360万人を超えている。2017年度前期のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」のオープニング映像に起用されたことも話題になった。番組では、田中さんに作品を持参してもらい、その魅力や個性的な発想力の秘密に迫る。

 「ブルー・ライト・ヨコハマ」の大ヒットから54年、昨年には「旭日小綬章」を受章したいしだあゆみさん。都心のマンションに暮らしているといい、朝4時前には起きる生活を送っていると語る。コンビニのイートインで休憩がてらに「人間観察」をすると明かすほか、昨年逝去した妹の夫・なかにし礼さんへの思いも話す。

 「ジジイ」「ババア」といった毒舌もなぜか愛される“中高年のアイドル”毒蝮さん。黒柳さんとは古くから親交があるが、今回初めて自身の戦争体験を話す。日本軍の施設で働いていた父は、「戦争で家族が全滅したら一人残ってかわいそうだ」と毒蝮さんを集団疎開させなかったため、空襲が激しくなっていた東京にも残っていたと話す。大空襲では、猛火の中を逃げたが、あまりの熱気に「もうだめだ」と諦めたとき、母が持っていた“ある物”によって難を逃れることができたと語る。

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