女優の吉柳(きりゅう)咲良さんが8月14日、大阪の梅田芸術劇場で行われたミュージカル「ピーター・パン」の最終公演を終え、6年間務めたピーター・パン役を卒業した。終演後、感極まって号泣したという吉柳さんは、「私はこの場所で、この役に出会えて本当に良かった、感無量です。本当に、本当に、ありがとうございました」と思いを語った。
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同ミュージカルは、1981年から毎年上演されており、これまで榊原郁恵さんや宮地真緒さん、高畑充希さんらがピーター・パンを演じてきた。吉柳さんは、2016年のホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを獲得。中学1年生の2017年に史上最年少の13歳で10代目ピーター・パンとして主演を務めてきた。
2020年にはコロナ禍のため全公演が中止に。高校3年生となった今年が5度目かつ自身の集大成という位置づけだった。ところが、7月23日に東京国際フォーラムで初日を迎えたものの、公演関係者に複数の体調不良者が発生したため、東京公演の一部が中止。8月13、14日の大阪公演でフィナーレを迎えた。
2022年8月14日をもちまして、ミュージカル「ピーター・パン」のピーター・パン役を卒業しました。
こんなにもたくさんの愛に触れ、熱気であふれた場所の中心に立てた幸せは一生忘れません。愛してくれて、支えてくれたカンパニーの皆さん、いつも応援の声をくださり、元気をたくさん与えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
私はこの場所で、この役に出会えて本当に良かった、感無量です。本当に、本当に、ありがとうございました。