松村北斗:新海誠監督新作「すずめの戸締まり」で声優初挑戦 “閉じ師”宗像草太役で「聞いたことのない声色」

「すずめの戸締まり」を手がける新海誠監督(左)と声優として出演する松村北斗さん(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会
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「すずめの戸締まり」を手がける新海誠監督(左)と声優として出演する松村北斗さん(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会

 人気グループ「SixTONES(ストーンズ)」の松村北斗さんが、新海誠監督の約3年ぶりとなる新作劇場版アニメ「すずめの戸締まり」(11月11日公開)に声優として出演することが9月6日、分かった。松村さんが声優に挑戦するのは初めてで、“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする“閉じ師”の宗像草太を演じる。宗像草太は、九州で扉のある廃虚に向かう途中でヒロイン・岩戸鈴芽(いわと・すずめ)と出会い、突如扉から現れた災いに立ち向かうことになる。新海監督は、“閉じ師”という浮世離れした存在でありながらも等身大な青年をイメージしたといい、オーディションで実力派から有名俳優まで数多くの声を直接聞き、松村さんを見いだしたという。

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 松村さんは、初めてのアフレコについて「最初は緊張しましたし、声だけで表情と感情を出さないといけない難しさもあり、いくら練習してもできないこともいっぱいありましたが、監督やスタッフの方々のおかげで変わっていくことができました」とコメント。「映画でしか、アニメでしか描けない作品で、見た方、全てがこの日常の中で奇跡を味わえると思うので、多くの方にこの体験を味わってもらいたいなと思います」と話している。

 演技について「僕が演じる宗像草太は、監督の作品では見たことがないキャラクターだったので、僕としても聞いたことのない声色が出せたらいいなと考えて、監督ともいろいろお話させていただきました。草太は神と人間の融合体みたいなイメージと監督がおっしゃっていたので、いつもよりは少し低い声を当てています」と語っている。

 新海監督は、松村さんの起用理由を「松村北斗君の声の美しさは、彼の内面の豊かさが源泉だと思います。表現への追求と、絶え間ない内省と、切実な使命感。北斗君のそういう精神性が、草太というキャラクターにぴったりと重なりました。彼の声の芝居は鮮烈です。どうか楽しみにしていただけますように」と説明している。

 「すずめの戸締まり」は、「君の名は。」(2016年)、「天気の子」(2019年)で知られる新海監督の新作。日本各地の廃虚を舞台に、災いのもととなる“扉”を閉める旅をする少女・すずめの解放と成長を描く。女優の原菜乃華さんがすずめを演じる。

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