ベルサイユのばら:完全新作劇場版アニメ製作 50年を経て不朽の名作再び 池田理代子「まさか」

「ベルサイユのばら」の新作劇場版アニメのティザービジュアル(C)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会
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「ベルサイユのばら」の新作劇場版アニメのティザービジュアル(C)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会

 池田理代子さんの名作マンガ「ベルサイユのばら」の完全新作となる劇場版アニメが製作されることが9月7日、明らかになった。同作は、1972年に「週刊マーガレット」(集英社)で連載を開始、今年50周年を迎える。作品誕生から約50年の時を経て、不朽の名作がスクリーンによみがえる。「激しく、美しく、生きた―」というキャッチコピーと共に、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェとマリー・アントワネットが描かれたティザービジュアル、特報も公開された。

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 原作者の池田さんは、オスカルとマリー・アントワネットの描き下ろしイラストを寄せ、新作劇場版アニメについて「多くのファンの方たちから、新しいアニメをというご希望をよくいただくので、まさかそれが実現するなんて、驚きとうれしさでいっぱいです」とコメント。「作品は、読む読者が感じ取るもので、私にとってどうと聞かれると難しいのですが、世代を超えて読み継がれるということは、本当にうれしいです」と思いを語っている。

 「ベルサイユのばら」は、1972~73年に「週刊マーガレット」で連載された池田さんの名作マンガ。18世紀後半のフランス革命の時代、男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェと、隣国オーストリアから嫁いできた純真無垢(むく)な王妃マリー・アントワネットらの愛と人生が美しく描かれた。

 1974年には宝塚歌劇団で舞台化され、1979~80年にテレビアニメが放送された。1990年には劇場版アニメ「ベルサイユのばら/生命あるかぎり愛して」が公開された。2013年には、約40年ぶりの新作が「マーガレット」(同)に掲載されたことも話題になった。コミックスの累計発行部数は2000万部以上。

 誕生50周年を記念した展覧会「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 -ベルばらは永遠に-」が9月17日~11月20日に六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビュー(東京都港区)で開催される。同展で、新作劇場版アニメのティザービジュアル、キャラクター設定画、背景設定画の一部が先行公開される。

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