元テレ東・佐久間宣行プロデューサー:冠オールナイトニッポンが民放連賞の部門最優秀賞 リスナーの悩みに寄り添い、ニッポン放送初の快挙

「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」のビジュアル=ニッポン放送提供
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「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」のビジュアル=ニッポン放送提供

 元テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行さんの冠ラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン(ANN)0」(ニッポン放送、水曜深夜3時~4時30分)が、「2022年日本民間放送連盟賞ラジオ番組部門中央審査」の生ワイド番組部門で最優秀賞を受賞したことが9月15日、発表された。生ワイド部門での最優秀賞受賞は、ニッポン放送開局以来、初の快挙となった。

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 受賞したのは、4月6日深夜の放送回。佐久間さんが、高校1年生の娘と2人で箱根旅行に出かけたエピソードを披露した。素直に「一緒に行こう!」と言えなかったが、着て行く服や、おいしい食事処や写真スポット、道中に娘と盛り上がりそうなトークを考えるなど万全の準備をしたと、笑いながら告白した。すると「つい親に冷たい態度をとってしまう」というリスナーから、リアルな悩み相談が寄せられる展開に。佐久間さんが一人の父親として熱く回答し、大きな反響が寄せられた。

 佐久間さんは「まさかの授賞です。特別なゲストがいるスペシャルウイークでもなく、イベントを行った回でもなく、ただの通常回だからです。リスナーの皆さんが作ってくれた神回です。僕が投げた玉を、リスナーがどんどん膨らませて熱を高めてくれた。戻ってきたときにはピカピカのホカホカになっていました。そんな回です」とコメント。

 「テレビでもとったことのない大変な賞を、ラジオでいただくことがあるなんて。人生はとても不思議だし、何かを変えたり、始めたりするのに年齢は関係ないんだと、またラジオが教えてくれました。この話をリスナーとするのがとても楽しみです。今回は本当にありがとうございました」と喜んだ。

 日本民間放送連盟賞は、質の高い番組がより多く制作・放送されるとともに、放送による社会貢献活動の発展などを目的として、日本民間放送連盟(民放連)が1953年に創設。優秀作品や、民放の信用と権威を高めたと認められる活動を表彰してきた。

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