ONE PIECE FILM RED:興収150億円突破 1076万人動員 勢い止まらず “ウタ”ビジュアルも

「ONE PIECE FILM RED」のビジュアル(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
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「ONE PIECE FILM RED」のビジュアル(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

 尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の新作劇場版アニメ「ONE PIECE FILM RED」(谷口悟朗監督)が8月6日の公開から、46日間で興行収入が150億円を突破したことが分かった。観客動員数は約1076万人を記録している。同作は、公開20日間で興行収入が100億円を突破するなど勢いが止まらない。歴代興行収入ランキングでは、最終興行収入約141億9000万円を記録した劇場版アニメ「天気の子」(新海誠監督、2019年)を上回り、13位を記録した。興行収入150億円突破を記念し、尾田さんが描き下ろしたウタのビジュアルも公開された。

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 同作は、8月6日に公開され、2日間で興行収入が22億5000万円、観客動員数が157万人を突破。2022年に公開された作品の初週土日2日間の動員数、興行収入で1位の記録となった。15日には、公開10日間で興行収入が70億円を突破し、最終興行収入約68億7000万円を記録した「ONE PIECE FILM Z」(長峯達也監督、2012年)を超え、シリーズ最高記録を更新した。25日には、公開20日間で興行収入が100億円を突破。9月5日には、興行収入が129億5300万円に達し、2022年に公開された作品では、映画「トップガン マーヴェリック」(ジョセフ・コシンスキー監督)の記録を上回り、トップに躍り出たことも話題になっている。

 「ONE PIECE」は、手足などがゴムのように伸びる麦わら帽子のルフィが、海賊王を目指して仲間と共に大海原を冒険する姿を描くマンガ。1997年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まり、2021年1月には1000話に到達。今年7月で連載25周年を迎え、全世界のコミックスの累計発行部数は5億1000万部以上を誇る。テレビアニメが1999年10月にスタートし、2021年11月には1000話に到達した。

 劇場版は、世界中が熱狂する歌姫・ウタがライブで初めて公の前に姿を現すことになる。素性を隠したまま発信するウタの歌声は“別次元”と評されるほどで、歌声を楽しみにしているルフィ率いる麦わらの一味、海賊、海軍と世界中のファンが会場を埋め尽くす。そんな中、ウタがシャンクスの娘であると発覚する。

 「コードギアス」シリーズなどの谷口さんが監督を務めた。1998年に開催されたイベント「ジャンプ・スーパー・アニメツアー’98」で上映された「ONE PIECE」の初のアニメ「ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック」で監督デビューした谷口監督が、約24年ぶりに「ONE PIECE」の監督を務めたことも話題になっている。

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