緑黄色社会:結成10年で念願の武道館公演 “リョクシャカ”4人の絆と赤裸々な思い 「情熱大陸」で

9月25日放送の「情熱大陸」に出演する「緑黄色社会」 (C)MBS
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9月25日放送の「情熱大陸」に出演する「緑黄色社会」 (C)MBS

 さまざまな分野で活躍する人々を密着取材して紹介するドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS・TBS系、日曜午後11時)。9月25日の放送では、男女4人組バンド「緑黄色社会」を取り上げる。

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 「リョクシャカ」の愛称で親しまれる緑黄色社会は、「国民的な存在になること」を目標に掲げ、2012年に結成。名古屋の高校の軽音楽部で一緒だった長屋晴子さん(ボーカル兼ギター)、小林壱誓さん(ギター)、peppeさん(キーボード)という同級生3人と、2歳下で小林さんの幼なじみの穴見真吾さん(ベース)で構成される。

 2020年に発表した楽曲「Mela!」は、ストリーミング再生回数が2億回を突破。4人全員が曲作りに関わることから生まれる多彩なサウンドと、人々の背中を押すポジティブな歌詞が世代を超えて支持されている。

 取材は2021年末に開始。近年はテレビ番組の年越しライブ出演が恒例になっている。バンド結成10周年を迎える2022年は、新アルバムの発売や全国ホールツアーなど年明けから大きなイベントが目白押し。さらに、9月には念願だった日本武道館(東京都千代田区)での公演も決まり、バンドの充実度は最高潮に達する。

 高校時代、10代のアーティストによるロックフェス「閃光(せんこう)ライオット」で準グランプリを獲得。名古屋のライブハウスから活動の場を広げ、2018年にメジャーデビュー。一見、順風満帆に思えるバンドの歩みだが、取材中に思いがけない場面に出くわす。結成10周年の記念日にリリースする新曲のレコーディングに長屋さんが現れない。長屋さんは歌詞作りに苦戦し、1人で作業していた。

 歌詞がなく、長屋さんの声でメロディーラインをたどった音源に合わせて、楽器のレコーディングが進む。結成以来、初めての出来事という。2週間後、長屋さんが書き上げた歌詞は、心の惑いやもがきを吐露したものだった。長屋さんはカメラの前で赤裸々な思いを語る。

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