鋼の錬金術師:初の舞台化 エド役は一色洋平&廣野凌大のWキャスト 「『オレ達の格の違いを見せてやる』と言える一作を」

「舞台『鋼の錬金術師』」の製作発表会に登場したキャスト陣
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「舞台『鋼の錬金術師』」の製作発表会に登場したキャスト陣

 荒川弘さんの人気マンガ「鋼の錬金術師(ハガレン)」が原作の「舞台『鋼の錬金術師』」の製作発表会が10月24日、東京都内で行われ、エドワード・エルリック役をダブルキャストで務める一色洋平さんと廣野凌大さんらが登場。舞台版への意気込みを聞かれ、一色さんは、「エドが原作序盤で『格の違いってやつを見せてやる』と言うのが、最終巻では『オレ達(たち)とおまえの格の違いってやつを見せてやる』と変わる」と前置きし、「どんな舞台になるかや主演としてどう引っ張っていけるか不安もあるけど、初日には舞台ハガレンチーム全員で『オレ達の格の違いを見せてやるよ』と言い放てるような舞台を一作錬成して見せたい」と原作のせりふを引用しつつ、力強く宣言していた。

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 「鋼の錬金術師」は、荒川弘さんが2001~10年に「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載した人気マンガ。これまでアニメや「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんが主演を務めた実写映画シリーズなどが展開され、人気を博した。

 エド役は4カ月にもおよぶオーディションで決まったが、合格の知らせを聞いた際、一色さんは「人生で初めて最寄り駅から家までノンストップでダッシュする奇行に走りました(笑い)。足が止まらなくて気づいたら家。そのぐらい湧き上がるものがあって走り出すことは初めての経験で、自分にとって忘れられない夜の街の光景でした」と笑顔を見せた。

 同じくエド役の廣野さんは、「連絡をもらって初めて腰が砕け、よろよろと座り込んだ。マネジャーさんからLINEで連絡があり、『よかったね』という5文字を見た瞬間、自然と家族や周りの人に感謝していた。改めてやってやるぞという気持ちが芽生えた」と話し、「(原作で)エドとアルが自分たちの答えを見つけたように、僕たちも舞台『鋼の錬金術師』の答えを皆さまの前でやるときに提示できたら」と抱負を口にした。

 舞台は、新歌舞伎座(大阪市天王寺区)で2023年3月8~12日、日本青年館ホール(東京都新宿区)で3月17~26日に上演される。

 記者会見には、アルフォンス・エルリック役の眞嶋秀斗(ましま・しゅうと)さん、ウィンリィ・ロックベル役の岡部麟(りん)さん、ロイ・マスタング役をダブルキャストで演じる蒼木陣さんと和田琢磨さん、脚本・演出を手がける石丸さち子さんも出席した。

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