高田里穂:11年ぶりグラビア復帰は人生の大きな転機に 最新写真集は“ラスト水着”&集大成

10月31日に写真集「完成された未完成」を発売する高田里穂さん
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10月31日に写真集「完成された未完成」を発売する高田里穂さん

 特撮ドラマ「仮面ライダーオーズ/OOO」(2010~11年)などで知られる女優の高田里穂さんが、10月31日に11年ぶりとなる写真集「完成された未完成」(集英社)を発売する。昨年9月、11年ぶりに“グラビア復帰”してから1年間の集大成的作品で、水着姿を披露するのは同写真集で最後だという。「今の自分をあますことなく見せたいと作り上げた、自信の一冊になりました」とアピールする高田さんに、撮影エピソードや、この1年間の活動について話を聞いた。

 ◇11年ぶりグラビアオファーに「待ってました!」 人生の転機に

 --昨年9月、「週刊プレイボーイ」(同)での11年ぶり“グラビア復帰”が話題となりました。オファーを受けた際の心境を教えてください。

 とてもうれしかったです! 実はグラビアをずっとやりたかったんです。一番の理由は、11年前の写真がずっと出回っているから(笑い)。私も28歳の大人になったので、今の私を見てもらいたいな、と思っていたときに週プレさんからお話があり、“待ってました!”という気持ちでした。「やります!」と即答しました(笑い)。

 --グラビア復帰されてからは「週刊ヤングジャンプ」(同)の表紙を3回飾ったり、「週刊プレイボーイ」の表紙にも登場しました。11年前と比べて成長できた、と思う点はありますか。

 自分でいうのは恥ずかしいですが、表現力は成長できたのかな、と思います。シチュエーションに合わせた表情を作ることや、風景にマッチした体の表現など、さまざまなことを意識しながら撮影することが、昔よりはできるようになったと思います。11年間、女優のお仕事で培ってきたことや、悩んできた日々が生きているのかな、と思います。

 --悩んでいた日々があったのですか。

 お仕事の数が減ったり……20代前半は自身とすごく向き合った時間でした。自分では“暗黒期”と言っているのですが、「このまま人生どうなるんだろうな」「何のためにお仕事しているんだろう」とずっと悩んでいて、ずっと暗い気持ちでした。

 --転機となったのは。

 やっぱり1年前にグラビア復帰したことです。復帰したことによって、そこからさまざまなお仕事がやってきて。私の人生の一つのターニングポイントになったと思います。“暗黒期”も「うまくいかなかった日々も含めて必要なことだったのかな」と前向きに捉えられるようになりました。つらい日々も表現力に生きたのかな、と。復帰して本当に良かったです。

 --ファンの数も増えたと聞きました。

 グラビア復帰してから、SNSのフォロワーが目に見えて増えていきました! 「オーズ」を見ていたという方たちや、初めて私のことを知ったという方たちからも応援の声をいただけるようになって。ファンのみなさんの声は、私が芸能活動をするにあたってとても大きな支えなので、とても励まされています。本当にありがたい1年間でした。

 ◇写真集は“ラスト水着”に 「かなりの露出」も

 --11年ぶりの写真集「完成された未完成」は、この1年間のグラビア活動の集大成的作品になると聞きました。

 まず、まさか11年ぶりに写真集を新たに発売できるとは思っておらず、とても驚きました。同時にとてもうれしかったです! 打ち合わせから積極的に参加して、写真の流れなどの案も出させていただき、作り上げました。

 “ラスト水着”にもなっていますし、今の自分をあますことなく見せたいと、開放的なカットにも挑戦しました。自分ではとても満足のいく出来になっていて、グラビアの写真集としてはこれが最後かな、と思っています。

 --地元の福岡県久留米市でも撮影されたとのことですが、撮影の思い出はありますか。

 いつも帰省したときに絶対訪れる、芸能の神様が祀(まつ)られているといわれる高良大社でも撮影するなど、私の大好きな景色が詰まっています。夜の福岡空港でも撮影したのですが、そこには両親も来てくれました。両親に見られての撮影は初めてだったので、とても緊張しました(笑い)。

 --沖縄県・渡嘉敷島や沖縄本島の美しい海が印象的なカットもあります。

 今年7月に撮影したのですが、最高のロケーションで撮影することができました! 世界屈指の美しい海「ケラマブルー」でも撮影したのですが、海のキレイさにテンション上がりっぱなしで、ついつい開放的な気分になって。かなりの“露出”に仕上がったカットもあります。撮影のときはとても楽しかったのですが、これが発売されるのだと思うと、今になってめっちゃ恥ずかしいです……(笑い)。

 ◇「オーズ」を超える代表作を作りたい

 --写真集は高田さんにとって、メモリアル的な一冊ということでよろしいでしょうか。

 そうですね。この写真集を発売して、これから私の“新章”が始まっていくのかなという気持ちです。これまでの私の一つのピリオドになったというか、これからはより一層、女優業にまい進していきたいです。

 --最後に、現在の目標を教えてください。

 芸能活動としては、もっともっと知名度がある、誰しもが知っている存在になりたいです。女優としては「オーズ」の泉比奈を超える代表作を作りたい。今年、10年ぶりの新作「仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル」が制作されて、とても大きな反響をいただきました。10年たって改めて作品の大きさを実感しましたし、今でも「比奈ちゃん」と言ってもらえることがとてもうれしいのですが、10年たちましたし、「比奈ちゃん」以外の代表作に巡り合うことができるよう、頑張っていきたいです。

 写真集「完成された未完成」は、水着姿やランジェリー姿のほか、プライベート感のある私服姿や初のすっぴんも披露する。カメラマンの熊谷貫さんが撮影した。A4判、144ページ。価格は3300円。

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