TOHO NEW FACE:空手世界王者の11歳・小谷興会さんがグランプリ 空手&俳優の二刀流で「世界で活躍できる人に」

「TOHO NEW FACE」のグランプリに輝いた京都府出身の11歳、小谷興会(おだに・こうえ)さん
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「TOHO NEW FACE」のグランプリに輝いた京都府出身の11歳、小谷興会(おだに・こうえ)さん

 東宝創立90周年プロジェクトとして“復活”した男性俳優オーディション「TOHO NEW FACE」のグランプリ発表会が11月6日、東京都内で行われ、京都府出身の11歳、小学5年生の小谷興会(おだに・こうえ)さんがグランプリに輝いた。

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 小谷さんは、空手・極真会館の「2022国際オンライン型競技空手道選手権大会」の10歳男女混合で優勝した世界王者。今回のグランプリ受賞を「とってもうれしいしかないです」と喜び、空手王者になった時と比べて、「この舞台でトロフィーをもらえたりマントを着せてもらったり、また違ったうれしさがあります」と初々しい表情で話した。

 グランプリ発表前に「少し臆病なところがありますが何事にも挑戦し続ける、そんな俳優さんになりたい」とコメントしていた小谷さん。共演してみたい人を聞かれると、「吉沢亮さんと横浜流星さん」といい、「2人ともカッコいい。(自分も)カッコよくて何でもできる、オールラウンダーになりたいです」と思いをはせた。

 今後については、「今、僕は型の部で世界チャンピオン。しっかりとした組手というフルコンタクトでも世界を獲(と)り、俳優の世界でも世界で活躍できるような人になりたい」と、「TOHO NEW FACE」と空手の“2冠”を獲得し、これからは二刀流での活躍を誓った。

 「TOHO NEW FACE」オーディションは、1946年から60年代後半にかけて俳優発掘のオーディションとして開催され、三船敏郎さん、平田昭彦さん、宝田明さん、佐原健二さん、岡田真澄さんらの名優を輩出した「東宝ニューフェイス」を継承し、男性オーディションとして表記も改めた。グランプリに輝いた小谷さんには、賞金300万円とニッポン放送の特別番組のパーソナリティーとしての出演権などが贈られた。

 ミュージカルで活躍が期待される人に贈られるミュージカル賞は東京都出身の中学1年生、高橋佑大朗(ゆうたろう)さん(13)が受賞した。

 この日は女優の沢口靖子さんや長澤まさみさんらを輩出した第9回「東宝シンデレラ」オーディションのグランプリも発表され、埼玉県出身の小学4年生、白山乃愛(しろやま・のあ)さん(10)がグランプリを受賞。大阪府出身の中学1年生、西川愛莉(あいり)さん(12)が審査員特別賞、大阪府出身の中学3年生、山戸穂乃葉(やまと・ほのは)さん(14)がミュージカル賞に選ばれた。

 発表会には、第7回東宝シンデレラの上白石萌歌さん、第7回審査員特別賞の上白石萌音さん、第7回ニュージェネレーション賞の浜辺美波さん、第8回東宝シンデレラの福本莉子さんがプレゼンターとして登場した。

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