松本若菜:私の演技は記憶に残らない…38歳・遅咲き女優が「情熱大陸」に 激変した4カ月、3年ぶり里帰りで涙

11月27日放送の「情熱大陸」に出演する松本若菜さん (C)MBS
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11月27日放送の「情熱大陸」に出演する松本若菜さん (C)MBS

 女優の松本若菜さんが、11月27日午後11時から放送のドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS・TBS系)に出演する。4月期の連続ドラマ「やんごとなき一族」(フジテレビ系)での“怪演”が「松本劇場」などと注目を集めた松本さんの“激変した4カ月”を取材。ミステリアスな役のイメージとは裏腹なフレンドリーな素顔、自分のドラマのオンエアを見て「私の演技は記憶に残らない」と酷評するストイックな一面も紹介する。

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 「“遅咲き”って最近よく言っていただけるけるんですけど、私、咲けてます?」と謙虚に笑う松本さんは現在38歳、今でこそ出演作が途絶えぬ売れっ子だが、ほんの5年前まではアルバイトで食いつないでいた。芸能界に飛び込んだのは21歳で、高校卒業後に就職した故郷・鳥取の会社をやめ、親の反対を押し切って上京。デビューこそ順調だったが、待っていたのは甘くない現実。オーディションに落ちまくり、たまの仕事は端役ばかり。仕事を聞かれたときは「“一応”女優です」と答え、バイトばかりしている自分を恥じてもいた。絶望にも似た悔しさを抱えながら立ち続けた日々の記憶は、今思い出しても涙が出るという。

 番組では、コロナ禍でかなわなかった松本さんの3年ぶりの里帰りに同行。東京からテレビ電話で最期を看取った祖母の墓を訪ね、高校時代に毎日遊んでいた親友とも再会した。方言全開ではしゃぐ姿は、彼女たちいわく「あの頃と何も変わらない」とのこと。

 松本さんが2人の姉と計画したのは、古希を迎えた両親を祝う夕食会を計画。子供の頃から厳格で、芸能界に行くことを最後まで反対した父の口から聞いたのは、今まで知ることのなかった自分への思い。こみ上げる涙に、女優という生き方を選んだ苦労人の覚悟を見る……という内容。

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