新海誠監督:「クローズアップ現代」出演 「すずめの戸締まり」に込めた東日本大震災への思い

12月12日放送の「クローズアップ現代」に出演する桑子真帆アナウンサー(左)と新海誠監督=NHK提供
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12月12日放送の「クローズアップ現代」に出演する桑子真帆アナウンサー(左)と新海誠監督=NHK提供

 「君の名は。」(2016年)、「天気の子」(2019年)で知られる新海誠監督が、12月12日に放送されるNHKの報道番組「クローズアップ現代」(総合、月~水曜午後7時半)に出演することが分かった。新海監督は、11月に公開された最新作「すずめの戸締まり」に込めた東日本大震災への思いを語る。

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 「すずめの戸締まり」は、日本各地の廃虚を舞台に、災いのもととなる“扉”を閉める旅をする少女・岩戸鈴芽(いわと・すずめ)の解放と成長を描く。公開から24日間で興行収入が75億9000万円を突破するなど大ヒットしている。同作は、東日本大震災を真正面から描く意欲作としても話題を集めており、番組では、なぜ新海監督が東日本大震災に向き合い続けるのかを探るべく、東北での舞台あいさつの裏側にも密着する。映画制作の不安を告白しながら被災した当事者たちと交流する姿を追う。新海監督が「いま、“物語”に何ができるのか?」と、エンターテインメント作品だからこそできることについて語る。

 ◇新海誠監督のコメント

 映画を一本作って公開すると、さまざまな声が届きます。それらの言葉にずっと励まされたり教えられたりしてきました。しかし、監督である自分に向かっては決して語られないような言葉、僕からは見えてこないような声をずっと聞きたかったのです。番組の取材と桑子(真帆)さんとの対話は、その声の一端を聞かせてくださいました。心から感謝しています。

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