小説投稿サイト「小説家になろう」で人気のライトノベルが原作のテレビアニメ「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」のイベント「『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』ファンが選ぶ第1期神回上映イベント」が12月10日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)で開催され、主人公のルーデウス・グレイラット役の内山夕実さん、前世の男役の杉田智和さんが登場した。イベントでは、ファンが選んだ“神回”として第2話「師匠」、第16話「親子げんか」、第17話「再会」、第21話「ターニングポイント2」、第23話「目覚め、一歩、」が上映され、内山さん、杉田さんが“神回”を振り返った。
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第1期の最終回となった第23話「目覚め、一歩、」では、エリスが去り、孤独になったルーデウスが、前世と同じように自暴自棄になり、引きこもってしまうが、前に進もうとする姿が描かれた。舞い上がっていたルーデウスが一気に落ち込む姿が印象的だった。杉田さんは、気持ちの「落差を激しくしようとした」と明かした。内山さんは、自分の足で一歩を踏み出そうとするルーデウスを丁寧に演じようとしたという。
ルーデウス、エリス、ルイジェルドが、七大列強の一人のオルステッドと対峙(たいじ)し、緊迫感のあるバトルシーンが描かれた第21話「ターニングポイント2」も“神回”と話題になった。内山さんは、津田健次郎さんが演じるオルステッドの威圧感を感じたといい「空気感がガラッと変わるのを肌で感じました」と話した。
「無職転生」は、34歳無職の男性が家を追い出され、トラックにひかれて死んでしまうが、剣と魔法の異世界で生まれ変わり、前世での知能と後悔を生かし、新たな人生が動き始める……というストーリー。“なろう系”ラノベのパイオニアとされる人気作で、MFブックス(KADOKAWA)で書籍化され、コミカライズも展開されている。シリーズ累計発行部数は1000万部以上。
テレビアニメ第1期の第1クールが2021年1~3月、同2クールが同10~12月に放送され、同作のために設立されたアニメ制作会社スタジオバインドによるハイクオリティーな映像も話題になった。第2期が2023年に放送される。
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