歌手の加山雄三さんが、12月31日放送の「第73回NHK紅白歌合戦」に出演した。2022年内いっぱいでコンサート活動から引退することを発表している加山さんは、紅白が最後のライブパフォーマンスの場になった。名曲「海 その愛」を歌唱中、間奏で「音楽と共に歩んできて幸せいっぱいです！　本当にありがとうございます」と語る一幕もあった。

あなたにオススメ

第76回NHK紅白歌合戦　タイムテーブル・曲順はこちら

　加山さんは紅白にこれまで17回出場し、うち3回は司会も務めた。今回は、85歳での史上最高齢での出場も話題になった。

　加山さんが歌い終えると、会場からは大きな拍手が起こり、司会の大泉洋さんが「ブラボー！」と叫ぶと、加山さんも「ありがとうー！」と手を上げて応えた。

　ゲスト審査員の黒柳徹子さんも「素晴らしかったです、若大将ー！」と声を張り上げ、「これで終わるなんて残念。もっと歌ってほしかった」と話すと、加山さんは小声で「いや、もういいよ」とポツリ。会場からは笑いが起こった。

　「第73回NHK紅白歌合戦」は、12月31日午後11時45分まで放送中（途中ニュースで中断あり）。