ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
#17「ベイビィ・フェイス」
1月13日(火)放送分
角川ビーンズ文庫(KADOKAWA)の小説が原作のテレビアニメ「シュガーアップル・フェアリーテイル」が、2023年1月6日からTOKYO MXほかで放送される。原作でも人気の戦士妖精のシャル・フェン・シャルさんを演じるのが、「東京リベンジャーズ」「後宮の烏」などで知られる水中雅章さんだ。シャルはクールでつかみどころのないキャラクターで、主人公のアン・ハルフォードと交流する中で、変化していく。シャルを演じる中で「不思議な感覚」があったという水中さんに、収録の裏側を聞いた。
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「シュガーアップル・フェアリーテイル」は、三川みりさん作、あきさんイラストの小説。人間が妖精を使役するハイランド王国を舞台に、母を亡くしたばかりの少女アンが、母の跡を継ぎ、銀砂糖師になることを決意し、王都に旅立つ……というストーリー。
原作を読んで「グッと作品の世界に入り込みました。僕はファンタジーが好きでワクワクしましたし、すてきなお話なので、老若男女問わず楽しめる作品だと感じました。だから、原作小説もこれだけ長くシリーズが続いているんだ!と納得したところもありました」と語る水中さん。水中さんが演じるシャルは、黒曜石から生まれた高い戦闘能力を持つ戦士妖精で、アンの護衛を務める。容姿は美しいが口が悪く、態度も尊大なキャラクターだ。
「シャルを演じるようになって間もない頃は、なかなかつかみどころのない役だと感じていました。言葉では表現が難しいのですが、時折、自分が翻弄(ほんろう)されるような感覚がありました。僕が今まで経験したことのない感情をシャルは持っているんだと思います。シャル自身、葛藤しているけれど、何に対しての葛藤なのか自分でも理解できていないのかな?というところもあったように思います。アンに対する感情も自分では完璧には分かっていない。これまでもクールなキャラクターを演じさせていただいたことはありますが、不思議な感覚と言いますか、ちょっと違っていて……。シャルが妖精だからなのかもしれないですね。人間と同じような考え方をしてはいない。それを踏まえて、やはりプレッシャーは感じていて、どう演じようか?と自宅では台本とにらめっこをしていました」
シャルは変化するキャラクターでもある。アンと行動を共にすることで、影響を受け、変化していく。
「シャルは気持ちの変化が大きいキャラクターだなと感じています。第1話と、その後ではかなり違う印象になっているように個人的には思います。やはりそれはアンの存在がとても大きいからでしょうね。話が進むにつれてシャルの変化を強く感じる時もあり、第1話の時はどんな演技だったかな?と思い返すこともありました。最初は投げやりなところもありましたけど、旅をして行く中で、アンを見守り、寄り添うようになっていく。その過程が自然で、急に変化したわけではないんです。気付かないうちに変化しているというような。もしかしたら、今になって第1話のシャルを演じるのは難しいかもしれません(笑い)」
シャルを演じることは、水中さんにとって挑戦だった。
「もちろんどの現場でも、どの役でも挑戦ではあるのですが、シャルは演じていると不思議な感覚があったんです。なかなかつかみどころがなく、シャルの心が揺れ動くと、自分も一緒に揺れるような感覚もあって。シャルと一緒に自分が迷う……というのは正解なのかもしれませんし、その瞬間を大事に演じていこうとしています」
貫井柚佳さんが演じるアンに、水中さんは刺激を受けることが多いという。
「貫井さんが演じられているアンはすごく真っすぐで、ひたむきで、折れない。心の芯がしっかりあって、可愛らしさもある。このアンだから、シャルは心を許すんだろう!と感じましたし、シャルのいろいろな表情を引き出してくれて、楽しいです。収録の前に家で練習している時と収録では、演技が変わることもたくさんあって、刺激を受けています」
アンとシャルのやり取りも見どころの一つになる。アンは魅力的なキャラクターで、周囲の人々に大きな影響を与えることになる。
「物語が進むにつれ、アンはどんどん精神的に強くなっていきます。芯が強いからこそアンは結構頑固で(笑い)そこも魅力なんだと思います。情熱があるからこそ自分を曲げられない。人や妖精の幸せを考えていて、優しく、けなげでもあります。現実にアンがいたら絶対モテるんじゃないでしょうか(笑い)」
ミスリル・リッド・ポッド役の高橋李依さん、ヒュー・マーキュリー役の前野智昭さん、キャット役の寺島拓篤さん、ジョナス・アンダー役の川島零士さん、キース・パウエル役の上村祐翔さんら豪華出演者も話題になっている。
「どのキャラクターも個性的なんです。高橋さんが演じるミスリルは可愛らしく本当に面白いです。そして良い意味でうるさいキャラクターなんですけど、ただうるさいんじゃなくて、シャルやアンとの絡みがとても面白いんです。ヒューはひょうひょうとしていて、大人の余裕を感じるし、キャットさんも情熱を持った変わり者(?)で……と愉快な仲間ばかりです」
貫井さんら共演者の話題になると、水中さんがうれしそうに話す姿が印象的だった。アニメでは声優陣が抜群のコンビネーションを見せてくれるはずだ。最後に水中さんに2023年の抱負を聞いた。
「抱負は毎年、変わらないですね。やっぱりもっとお芝居がうまくなりたいです。今回も現場で皆さんの演技を見て、聞いて、改めてそう思いました。現場で刺激をいただくことで、自分の芝居を省みて、もっとやれるだろう!と勝手に思うんです。毎年、ストイックにやっていこう!と思っています」
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