オーバーテイク！：TROYCA10周年にモータースポーツアニメ　弱小が強者に勝つ人間ドラマ　入念な取材でリアルな描写を

　KADOKAWAと「Re：CREATORS」「アルドノア・ゼロ」などのアニメ制作会社「TROYCA（トロイカ）」がタッグを組んだオリジナルテレビアニメ「オーバーテイク！」の制作発表会が1月20日、東京都内で行われた。同作は、フォーミュラカーレースの入門カテゴリーF4（フォーミュラ4）を題材にしたアニメで、あおきえい監督ら「アルドノア・ゼロ」のスタッフが再集結する。発表会では、あおき監督、TROYCAの長野敏之プロデューサーらが制作のこだわりを語った。

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　「オーバーテイク！」は、F4の弱小チーム・小牧モータース所属の高校生レーサー、浅雛悠（あさひな・はるか）と、スランプの渦中であるフリーのフォトグラファーの眞賀孝哉（まどか・こうや）が主人公。あおき監督は「『下町ロケット』や『がんばれ！ベアーズ』のような弱いところが強いところに立ち向かっていく人間ドラマ」が描かれると説明した。

　同作は、TROYCAの設立10周年を記念した作品にもなるといい、長野プロデューサーは、F4の世界をリアルに描写するため、「TROYCA史上最大級の取材を行った。モータースポーツが好きな方にも納得してもらいたい」と意気込みを語った。発表会には、KADOKAWAの上田清香プロデューサー、浅雛悠役の声優の古屋亜南さん、眞賀孝哉役の小西克幸さんも登場した。

　同作は、フォーミュラカーレースの入門カテゴリーで「モータースポーツの甲子園」の役割を担うF4を題材にしたオリジナルアニメ。スランプの渦中にあるフォトグラファー・眞賀孝哉は、取材に訪れた富士スピードウェイで、弱小チーム・小牧モータース所属の高校生F4レーサー、浅雛悠の走りを目の当たりにし、小牧モータースと共に悠を応援し、その夢をかなえようと決意する……というストーリー。

　◇スタッフ（敬称略）

　監督：あおきえい▽シリーズ構成：関根アユミ▽スーパーバイザー：高山カツヒコ▽キャラクター原案：志村貴子▽キャラクターデザイン：松本昌子▽アニメーション制作：TROYCA