ONE PIECE FILM RED:最終興収197億円 1427万人動員のロングランヒット 「ハウル」超えで歴代興収8位に

「ONE PIECE FILM RED」のビジュアル(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
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「ONE PIECE FILM RED」のビジュアル(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

 尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の新作劇場版アニメ「ONE PIECE FILM RED」(谷口悟朗監督)が1月29日に終映を迎え、最終興行収入が約197億円を記録したことが分かった。2022年8月6日に公開され、177日間にわたりロングラン上映され、観客動員数は1427万人を突破した。日本の歴代興行収入ランキングでは、2004年に公開され、興行収入約196億円を記録した「ハウルの動く城」(宮崎駿監督)を超え、8位にランクインした。 国外での興行収入は1月27日時点で約122億円(1ドル129.48円換算)を記録し、全世界の興行収入は319億円に到達した。

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 同作の大ヒットもあり、東映の2022年の年間興行収入が過去最高の約325億6366万円を記録したことも話題になっている。これまで最高だった2009年の約179億8025万円を大幅に更新するなど東映の歴史を塗り替えた。

 同作は、2022年8月6日の公開から2日間で興行収入が22億5000万円、観客動員数が157万人を突破。2022年に公開された作品の初週土日2日間の動員数、興行収入で1位の記録となった。8月15日には、公開10日間で興行収入が70億円を突破し、2012年に公開され、最終興行収入約68億7000万円を記録した「ONE PIECE FILM Z」(長峯達也監督)を超え、シリーズ最高記録を更新した。

 8月25日には、公開20日間で興行収入が100億円を突破し、1990年に公開され、興行収入約92億円を記録した映画「天と地と」(角川春樹監督)の記録を超え、東映の最高記録を塗り替えた。

 9月5日には、興行収入が129億5300万円に達し、2022年に公開された作品では、映画「トップガン マーヴェリック」(ジョセフ・コシンスキー監督)の記録を上回り、トップに躍り出た。その後もロングランヒットを続け、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)では、8~12月にわたって連続でトップ10入りを果たした。

 「ONE PIECE」は、手足などがゴムのように伸びる麦わら帽子のルフィが、海賊王を目指して仲間と共に大海原を冒険する姿を描くマンガ。1997年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まり、2021年1月には1000話に到達。2022年7月で連載25周年を迎え、全世界のコミックスの累計発行部数は5億1000万部以上を誇る。テレビアニメが1999年10月にスタートし、2021年11月には1000話に到達した。

 劇場版は、世界中が熱狂する歌姫・ウタがライブで初めて公の前に姿を現すことになる。素性を隠したまま発信するウタの歌声は“別次元”と評されるほどで、歌声を楽しみにしているルフィ率いる麦わらの一味、海賊、海軍と世界中のファンが会場を埋め尽くす。そんな中、ウタがシャンクスの娘であると発覚する。

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