2月26日にアイドルグループ「乃木坂46」を卒業する秋元真夏さん。21日には、“アイドル秋元真夏”の集大成として制作した卒業記念写真集「振り返れば、乃木坂」(幻冬舎)を発売した。そんな秋元さんに、2011年8月から11年半に渡って在籍した同グループを離れる思いや今後の展望について聞いた。
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秋元さんは、2月22~26日に横浜アリーナ(横浜市港北区)で開催される乃木坂46の11周年記念ライブ「11th YEAR BIRTHDAY LIVE」最終日をもって、グループを卒業する。現在の心境を問うと、「グループ活動を軸にやってきたので、メンバーに会わない生活がまだまったく想像できないです。グループのことを考えるのが楽しかったので、これがこれからゼロになると、私は何を考えるんだろうなあ……とまだ自分でも分からないところがあります」と率直な思いを吐露する。
グループ卒業後も、芸能活動は継続する意向。ただ「今までは乃木坂46の秋元真夏だから来た仕事がたくさんあったと思います。乃木坂46という大きな看板が取れたときこそ、本当の勝負、自分との戦いが始まる気がします」と冷静に分析。「今まで乃木坂46でもらってきたものを崩さないように、しっかり活動していきたいです。乃木坂46の元キャプテンということは一生変わらないので、その名に恥じないようなステキな人になりたいです」と意気込む。
主軸を置く仕事については「何が中心とかは特に決めていません。だけど、テレビ番組にたくさん出られたらいいな」といい、「ファンとの握手会をたくさん経験しているおかげで、初対面の方と話すのが結構好きなので、いろいろな場所へロケに行ってみたいです。旅行が趣味なので、旅系のロケに行きたいですね」と笑みをこぼした。
現在29歳、今年8月20日に30歳の誕生日を迎える。30代の展望を聞くと「乃木坂46にいると10代、20代の子たちと常に一緒にいるので、自分が30代になるということを、ついつい忘れちゃうんですよ(笑い)。周りの友人や社会人として普通に働いている子たちは私よりも精神年齢が上だなと感じることが多い。だからより芯を強く持って、お仕事もプライベートも楽しみたいです」と話す。
卒業後、プライベートで特にやってみたいことを聞くと「免許を取りたいんですよ!」と声を弾ませる。「30歳前後で免許を取得して、気が向いたら車(の購入)まで手を伸ばしたいです。車種は分からないんですけど、昔っぽいものが好きなので、レトロな車は気になります(笑い)!」。
これまで自称「国民の嫁」を公言してきた秋元さん。気は早いが、結婚の話題を切り出すと「(結婚願望は)昔からずっとあったんです」と明かす。「中学生、高校生の頃は23歳くらいで結婚しているもんだと思っていたんです(笑い)。だいぶ先延ばしになってしまったんですけど、ここまできたら、年齢は気にせず、すてきな人に出会ったタイミングで、国民の嫁から、誰かの嫁になれればいいな、という感じです」とほほ笑んだ。
卒業記念写真集「振り返れば、乃木坂」は“アイドル秋元真夏”の集大成として制服やランジェリーなどさまざまな姿を見せ、後輩メンバーとの対談やこれまでの活動を振り返るインタビューなどを掲載。A4判変形、168ページ。価格は2300円(税込み)。(取材・文・撮影:桜井恒二)