伊瀬茉莉也:「シン・エヴァンゲリオン劇場版」 新作映像にミドリの過去 ピンク髪の理由に「衝撃でした」

ブルーレイディスク、DVD「シン・エヴァンゲリオン劇場版 EVANGELION:3.0+1.11 THRICE UPON A TIME」の発売記念イベントに登場した伊瀬茉莉也さん
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ブルーレイディスク、DVD「シン・エヴァンゲリオン劇場版 EVANGELION:3.0+1.11 THRICE UPON A TIME」の発売記念イベントに登場した伊瀬茉莉也さん

 人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの劇場版「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)のブルーレイディスク(BD)、DVD「シン・エヴァンゲリオン劇場版 EVANGELION:3.0+1.11 THRICE UPON A TIME」の発売を記念した上映イベントが3月10日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催され、式波・アスカ・ラングレー役の宮村優子さん、北上ミドリ役の伊瀬茉莉也さんが登場した。BD、DVDには、新作特典映像「EVANGELION:3.0(-46h)」が収録され、ミドリの過去が描かれた。伊瀬さんは「(特典映像の)台本を読んだ時にミドリの髪の毛がなぜピンク色になっていたかという事実が明らかになって、すごく衝撃を受けました」と話した。

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 「EVANGELION:3.0(-46h)」は、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版︓Q」の前日譚(たん)で、アスカ、ミドリが登場する。伊瀬さんは「『︓Q』の時は、ミドリ自身が可愛いと思ってファッションの一環でピンク色の髪にしているか、生まれつきの髪色なのかと思っていた。でも、(ピンク色の髪の理由が)思っていたより重いなと思って衝撃でした」とコメント。ミドリがアスカに命を救われるシーンも描かれるといい、「それも驚きで。それを踏まえると、『シン・エヴァ』でも『あの時のせりふはもうちょっと深い意味があったんだろうな』と思うところもあり、新規映像を収録したからこそ新たな発見がありました」と語った。

 伊瀬さんは「︓Q」から「エヴァンゲリオン」シリーズに出演しているが、出演が決まった際は「夢がかなったような気持ちだった」という。「私の初めてのレギュラー番組が、16歳の時に出演した安野モヨコさんのマンガが原作の『シュガシュガルーン』でした。その時に庵野監督に会って『いつか一緒に仕事ができるといいね』と言ってくださったことを胸に仕事をさせていただいておりました」と振り返り、「『エヴァンゲリオン』という作品への思いはとても強いです。関わることができて光栄ですし、本当に幸せです。これからも皆さんと一緒に『エヴァンゲリオン』を愛していきたいと思います」と語った。

 BD、DVDには「3.0+1.11」バージョンの本編映像が収録される。同作は、2021年3月の公開時には「シン・エヴァンゲリオン劇場版 EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME」を上映しており、同年6月からは「3.0+1.0」を一部調整した「3.0+1.01」バージョンを上映した。BD、DVDに収録される「3.0+1.11」は、「3.0+1.01」にさらに調整を加えた映像となる。価格は初回限定版BDが1万780円、通常版BDが8580円、DVDが8580円。

 「エヴァンゲリオン」は第3新東京市を舞台に、主人公・碇シンジたちが人型決戦兵器エヴァンゲリオンで、謎の“使徒”と戦う……というストーリー。テレビアニメや劇場版アニメが制作され、社会現象を巻き起こした。1995~96年にテレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」が放送され、その後、劇場版が公開された。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、新たな劇場版シリーズの完結編で、興行収入が100億円を突破するなど大ヒットした。

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