宮本和奏:16年の人生に光をくれた「ニコラ」 この春、専属モデルを卒業した16歳 次なるステップは?

「nicola」専属モデルをこの春、卒業した宮本和奏さん
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「nicola」専属モデルをこの春、卒業した宮本和奏さん

 ローティーン向けファッション誌「nicola(ニコラ)」(新潮社)の専属モデル(ニコモ)をこの春、卒業した宮本和奏(わかな)さん。2018年の秋から4年半のニコモ時代を振り返り、「私はまだ16年しか生きていないのですが、その16年の人生に、光をくれた存在です」と思いを口にする。今後はモデル業の継続と共に、芝居にも意欲を見せる宮本さんに話を聞いた。

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 ◇北陸銀行の新CMが周囲で評判 歌にも初挑戦

 宮本さんは2006年5月30日生まれ、東京都出身の16歳。2021年10月から北陸銀行のイメージキャラクターに起用され、テレビCM「きらりファミリー」シリーズに主人公「北きらり」として出演。新CM「デビデビュー」編ではダンスと歌に挑戦している。

 「テレビでは北陸でしか流れていないので、友達はYouTubeでCMを見てくれて、『めっちゃいいね』とか『すっごく可愛い』とか、LINEで感想を送ってくれました。『ダンスがくせになりすぎて、何回も見てしまう』という友達もいましたし、家族からも評判が良くて、うれしかったです」

 撮影は今年の冬。北陸の寒さを「体にカイロを10個くらいつけて」乗り切ったという宮本さん。歌は今回が初挑戦で、ブースに入ってレコーディングも経験した。

 「(ブースにいるのは)私一人だったのですごく緊張したのですが、でも北陸銀行の方がガラスの向こう側にいるのが見えて、すごい盛り上げてくださったので、徐々に緊張もほぐれて、楽しめました」

 ◇人として成長できたニコモ時代 応援してくれた家族

 元々、人前に立つのが好きだったという宮本さんにとって、ニコモ時代はどういったものだったのか。

 「小学6年の途中から高1まで、私にとっては日常の一部というか、この『ニコラ』の4年半がなかったら、今の私はいないと思っていて。まず芸能界に触れていなかっただろうし、大人の方と小学生の頃から仕事で関わり、言葉遣いや上下関係も学べたと思います。あとは、ほかのニコモの方々が素晴らしい人ばかりで、同年代なんですけど、相手を思いやる気持ちとか、学ぶことがたくさんあって、人として成長できる場だったなっていうふうに思います」

 そんな宮本さんが4年半を振り返り、最も達成感を感じたというのが、「ニコラ」の表紙を初めて飾ったとき。2021年末に発売された2022年2月号で実現した。

 「私は表紙を飾れるようになるまで時間がかかって、中3でやっとという感じだったのですが、自分の努力がちゃんと届いたんだ、頑張ってきてよかったと感じた瞬間でした」

 決して、順風満帆なわけではなかった4年半。それこそ「一つの号にワンカットしか載らないときもあった」といい、「楽しかったことだけではない」というのが本音だ。そんな苦しい時期を乗り越えられたのは、応援してくれる家族の存在があったから。

 「『ニコラ』に入ったときは小学6年で、なんでも気にして、落ち込んだりしていました。家族とぶつかることも多くて、それでも、ずっと応援してくれたのが家族。私が見ていて伝わるくらい応援してくれて、相談にも乗ってくれたので、すごく感謝しています」

 ◇女優として出てみたい作品のジャンルは「学園もの」

 今後はモデル業の継続と共に、芝居にも意欲を見せる宮本さんは、「新たな一面というか、新しい自分を自分自身が見てみたいと思っていて、しゃべるのも好きなので、ラジオとかもやってみたいなって思っています」と目を輝かせる。

 女優として出てみたい作品のジャンルは「学園もの」で、「高校生の自分だから表現できる恋愛とか、友情とかあると思っているので」と理由を説明。また「『ニコラ』を卒業して、アンケートとかがなくなった分、自由に使える時間が増えたので、作品を見る習慣をつけたいと思っています」と勤勉さをのぞかせる。

 ゆくゆくは「モデルも女優もどちらもできるという印象を持ってもらえるようになりたい」と話していて、「モデルとしては、普段から『大人っぽいね』と言われることが多いので、同年代も憧れるような、こういうふうになりたいと思ってもらえるような大人っぽい魅力をもっと身につけて、表現できるようになりたいですし、女優としては、見ている方の心に響くようなお芝居ができるよう、今から準備を進めていけたらなって思っています」と目標を定めていた。

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