解説:「機動戦士ガンダム 水星の魔女」 話題のMS型ガンビット ガンヴォルヴァとは?

「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のガンヴォルヴァのプラモデル「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」
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「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のガンヴォルヴァのプラモデル「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」

 人気アニメ「ガンダム」シリーズの新作テレビアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場するガンヴォルヴァのプラモデルが、バンダイスピリッツの「HG」シリーズから「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」として6月に発売されることが話題になっている。同商品はこれまで「新商品(仮)」として商品名が伏せられていたが、4月16日放送の第14話「彼女たちのネガイ」に登場したガンヴォルヴァであることが明らかになった。話題のガンヴォルヴァを解説する。

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 ◇無人のMS型ガンビット 

 「新商品(仮)」が発表された際、ガンダムフェース(ガンダムタイプの顔)だったこともあり「量産機では?」などとさまざまな臆測が飛び交った。量産機であることは間違いなかったのだが、その正体は、地球で活動する反スペーシアン組織・フォルドの夜明けが運用するルブリス・ウルとルブリス・ソーンが装備するモビルスーツ(MS)型ガンビットだった。ガンビットとは、遠隔操作できる群体兵器システムで、ガンヴォルヴァはコクピットにGUNDフォーマットが組み込まれた無人機だ。

 「水星の魔女」では、身体機能拡張技術のGUNDを軍事転用したGUNDフォーマットを搭載したMSが、GUND-ARM(ガンドアーム、通称ガンダム)と呼ばれている。身体機能拡張によって、人間とMSをリンクさせ、群体兵器システムのガンビットを利用できるようになる。

 主人公機ガンダム・エアリアルは、ガンビットで構成されたシールドを装備している。シールドが分離して、ガンビットが飛び回ってビームで攻撃したり、合体してシールドになったりする。乱暴な説明にはなってしまうが、ドローンのようなものを遠隔操作して攻撃したり、防御できたりするわけだ。

 ◇「ガンダムX」Gビットがトレンド入り

 第14話にガンヴォルヴァが登場すると、ツイッターでは「機動新世紀ガンダムX」の「Gビット」がトレンド入りした。Gビットも無人MSで、ニュータイプが搭乗した母機(ガンダムXなど)が精神波で操ることで、大規模な戦闘が可能になる。ガンヴォルヴァと同じ無人MSということもあり、Gビットがトレンド入りしたわけだ。

 アニメに登場していないMSのガンプラとして「HG 1/144 ガンダムシュバルゼッテ」が6月に発売されることが発表されている。ガンダム・シュバルゼッテの詳細はまだ分からないが、アニメでの活躍が期待される。

 「水星の魔女」のキャッチコピーは「その魔女は、ガンダムを駆る。」で、多くの企業が宇宙に進出し、巨大な経済圏を構築した時代のA.S.(アド・ステラ)122が舞台となる。モビルスーツ産業最大手・ベネリットグループが運営するアスティカシア高等専門学園に、辺境の地・水星から主人公の少女スレッタ・マーキュリーが編入してくる。Season1がMBS・TBS系の日曜午後5時のアニメ枠“日5”で2022年10月~2023年1月に放送された。

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