鬼滅の刃 刀鍛冶の里編:小鉄を救った煉獄さん わずか10秒の登場でトレンド入り 無一郎と家族の“再会”も

「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第9話「霞柱・時透無一郎」のカット(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第9話「霞柱・時透無一郎」のカット(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の新作テレビアニメ「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第9話「霞柱・時透無一郎」が、フジテレビ系で6月4日に放送された。第9話は、霞柱・時透無一郎(ときとう・むいちろう)の回想シーンに炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)が登場した。登場シーンは、わずか10秒だったが、ツイッターで「煉獄さん」がトレンド入りするなど話題になった。

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 第9話では、過去の記憶を取り戻し、覚醒した無一郎が上弦の伍の鬼・玉壺(ぎょっこ)と再戦し、圧倒的な強さで撃破した。戦いを終えた無一郎は満身創痍(そうい)の状態で、泡を吹いて倒れてしまう。そこに、刀鍛冶の里の少年・小鉄が現れる。小鉄も玉壺との戦いに巻き込まれ、大けがを負っていたが、竈門炭治郎から預かっていた刀の鍔(つば)を懐に入れていたことで致命傷を免れたという。その鍔は、亡き炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)が日輪刀につけていたものだった。

 煉獄は「無限列車編」で活躍した柱の一人で、上弦の参の鬼・猗窩座(あかざ)との戦いで命を落とした。炭治郎は、煉獄杏寿郎の弟・千寿郎(せんじゅろう)から鍔を譲り受け、自身の新たな日輪刀につけてほしいと小鉄に頼んでいた。間接的ではあるが、小鉄の命を助け、亡くなってもなお、存在感を見せた煉獄に「やはり煉獄さんはすごい男」「感動」と心を動かされたファンも多かったようだ。

 第9話では、もうろうとした意識の中、煉獄の鍔を目にした無一郎が、煉獄に「柱として共に頑張ろう」と声をかけられたことを思い出し、涙する。無一郎の亡き父、母、兄の有一郎も登場し、優しかった父が「ほら……全部うまくいった」と声をかけた。生前は無一郎を守りたいが故に厳しい態度で接していた有一郎も「頑張ったな」と穏やかな笑みを見せ、多くのファンの感動を呼んだ。

 「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために旅立つ……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が2019年4~9月に放送され、2020年10月公開の劇場版「無限列車編」が国内歴代興行収入1位となる約400億円を記録するなど大ヒットした。「遊郭編」が2021年12月~2022年2月に放送された。

 「刀鍛冶の里編」は、前作「遊郭編」から続くストーリーで、刀鍛冶が集まる刀鍛冶の里での物語が描かれる。第10話「恋柱・甘露寺蜜璃」が、フジテレビ系で6月11日午後11時15分に放送される。

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