名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
小説投稿サイト「小説家になろう」で人気のライトノベルが原作のテレビアニメ「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」の第2期「無職転生 II ~異世界行ったら本気だす~」が7月2日からTOKYO MXほかで放送される。テレビアニメ第1期の第1クールが2021年1~3月、同2クールが同10~12月に放送され、同作のために設立されたアニメ制作会社スタジオバインドによるハイクオリティーな映像も話題になった。第2期は、第1期に続き内山夕実さんが成長した主人公・ルーデウス役を続投し、シルフィエット(シルフィー)役の茅野愛衣さんが第2期の“新キャラクター”のフィッツも演じる。内山さん、茅野さんに「無職転生」への思い、第2期について聞いた。
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内山さん ファンの方たちから長きにわたって愛され続けている熱量を感じていました。オーディションを受けさせていただき、ルーデウスを演じさせていただくことになり、プレッシャーがすごくありました。原作を読み、演じさせていただく中で、リアルな表現があり、共感できる部分がたくさんありました。年齢、いろいろな経験を重ねれば重ねるほど、共感できる部分、心に残る部分がありますし、すてきな作品に関わらせていただけているという思いでいっぱいです。
茅野さん シルフィーは、第1期の序盤の登場だったこともあり、私はその後のルーデウスの旅路を知らない方がいいとも思い、先日のアニメジャパン(3月に開催されたAnimeJapan 2023)の時まで後半部分を見ていませんでした。ルーデウスにその後、何があったかを知らなくて……。
内山さん 「ルイジェルドさんってどんな人なの? 浪川(大輔)さんだから絶対面白いキャラですよね」と言っていたのが印象的で、あの瞬間、私たちと客席がざわめきました(笑い)。
茅野さん そろそろいいだろう……と第1期を最後まで見ると、面白すぎて、先が知りたくなって、原作を読むのは後のお楽しみにしようとしていたのに、どんどん原作を読み進めました。“無職転生沼”にハマりきっています。本当に面白い作品ですし、第2期も熱量が変わらず、皆さんが本当に面白いものを作りたい、という気持ちで作品に向き合っていることを感じています。
内山さん 「無職転生」に関わらせていただけることになった時から、周りのスタッフさんたちの熱量をすごく感じていたので、きっと「無職転生」は長きにわたってアニメ化していく……と感じていましたし、自分がいつまでルーデウスを演じられるのだろう?とずっと考えていました。第1期のオーディションの時から、年齢ごとのせりふが用意されていましたし、ルーデウスの成長を大切に扱っていることが分かっていました。今だから言えることですが、第2期の発表があった時、まだ自分が演じるかは決まっていませんでした。皆様に対して、どういう風に第2期をお知らせしていいのか?と悩みました。言い方によっては、私が続投するかもしれないと感じるかもしれませんし、ちょっと距離を取ると、別の人になるのかな?という臆測を抱かせてしまうかもしれません。デリケートなところだったので、いろいろな意味でドキドキしていました。
内山さん オーディションの機会を設けていただけるなんて、ありがたいお話です。自分に与えられた役を最後まで演じ切るのは、役者にとってはすごく幸せなことです。「無職転生」という作品において、ルーデウスの成長は、大切な要素ですし、任せていただき、うれしかったのと同時に身が引き締まりました。
茅野さん 夕実ちゃんが続投すると聞き、やった!と喜びました。第1期をルーデウスと共に生きてきた夕実ちゃんとまたお芝居できることがうれしかったです。
内山さん よかったです。私がこういう気持ちでいることを一緒に第1期を駆け抜けてくださった方たちが、気にしてくださっていました。本当に優しい方たちばかりです。その優しさに救われ、オーディションを受ける勇気にもなりました。
茅野さん 少年のルーデウスはいろいろな表情を見せて、お芝居としては感情も忙しいですよね。成長してどうなるのだろう?と思っていたら、深みが増しているんです。ハレンチなところは、青年になってさらに深みが増しています(笑い)。
内山さん ハレンチ(笑い)。
茅野さん 褒めていますよ! それに格好いいんです。細やかなお芝居は、夕実ちゃんだからこそできることですし、第2期で一緒に収録できて、やっぱりすごい!と感じていました。杉田智和さん(前世の男役)のモノローグと夕実ちゃんの息が合っていて、面白くて何度も笑いをこらえました。二人の息が餅つきのように合っているので“餅つき度”と私は言っています。戦闘シーン、悲痛なシーンもたくさんあって、夕実ちゃんのいろいろな引き出しを見られるので、感動していました。
内山さん 第1期の時は分散収録で、一緒になれることが多くはなかったのですが、第2期からは一緒に収録させていただく機会が増え、自分が発したせりふの後に、杉田さんのモノローグが入ってくると、安心感がありました。第1期の時は一旦、脳内で杉田さんの声を再生しながら、振り切らないと杉田さんに失礼だ!という気持ちがありました。気合が入ります。第2期は最初、ルーデウスは激しく落ち込んでいますし、杉田さんのモノローグで色をつけてくださっています。
内山さん シルフィー、どうした!?となりますよね。ニアッテイルヨネ……。
茅野さん 片言になっているじゃないですか! 放送前なので詳しくお話はできないのですが、みんなが知っているシルフィーであることには変わりはないので、別の人を演じている感じにはならないようにしました。成長したシルフィーの姿として捉えています。
茅野さん ルーデウスと過ごした時からから考えると、精神的にすごく大人になりました。ルーデウスと離れ離れになったことで、彼女は変われたところがあるとも思います。成長はしていますが、シルフィーであることは変わりませんし、子供の頃のシルフィーがところどころで漏れ出るところもあります。懐かしくなるシーンも出てきます。
内山さん 第1期の序盤の頃、ルーデウスからしたら、僕がいないとこの子はどうなってしまうのだろう?というところもありましたし、その頃からしたら変化していますし、しっかりしていますよね。
内山さん 第1期の終わりで、エリスとああいう別れ方をしてしまった後のルーデウスが失意の底から、新しい環境、新しい出会いを経て、周りの人たちと関わっていく中で、もがきながら、決して簡単ではないのですが、無理やりにでも前に進んでいこうとする人間くさいところが見えてきます。心苦しくなってしまう瞬間もありますが、リアルな描写を見て、ルーデウスの踏ん張りを見届けていただきたいです。人との関わりが自分の人生に大きな影響を与えるというのは、第1期の時からそうなのですが、私自身もそこをすごく感じています。一人で生きてきたわけでは決してなく、家族はもちろん、関わってくれた方々の影響がたくさんあり、成長する。自分の知らないところで周りの人にも影響を与えている。そこが、リアルに描かれています。ルーデウスは人間としてまだまだ弱い部分もあり、きれいなだけではない部分も描かれています。
内山さん ルイジェルドさんとの別れと、エリスとの別れは意味が違っていて、ルイジェルドさんとはまたどこかで会える、というある意味、希望があり、前向きな旅立ちに近かったのですが、エリスに関しては、ようやく「自分の全てを受け入れてくれる」となり、心を許した相手に拒絶されてしまった、という捉え方をルーデウスはしているので、ショックは相当なものだと思います。それ以降、出会う人たちに対しても、しばらくは素直に優しさを受け入れられません。関わっていく人たちの言葉が優しければ優しいほど、自分のみじめさを感じてしまいます。皆様のお芝居がすてきだから、響いてくるものもあり、ルーデウスと気持ちを重ねながら、演じさせていただきました。
茅野さん フィッツが登場する学園編は、別のアニメかな?というくらい雰囲気が変わります。新キャラも続々と出てきて、新しい風を感じますし、懐かしい面々も登場します。原作を読んでいると、アニメでは描かれていない部分もありますし、アニメを見た後に、小説を読んでいただけると、より楽しめるはずです。
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2024年12月22日 17:00時点
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