緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
神木隆之介さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、ヒロインの西村寿恵子を好演し、話題の浜辺美波さん。劇中で寿恵子は、万太郎(神木さん)と思いを伝え合い、ついに夫婦に。二人の新たな物語がスタートするのを前に、寿恵子としての万太郎への思いや、これまでの撮影秘話を語ってもらった。
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二人が初めて出会ったのは、第13回(4月19日放送)で、当初は万太郎の一目ぼれだった。その後、寿恵子は高藤(伊礼彼方さん)の妾(めかけ)となる話が舞い込む中、少しずつ万太郎への思いを募らせていった。
浜辺さんは「出会ってからはまったく(恋愛対象として)意識していなかった」と言うが、果たして、寿恵子は万太郎のどこを好きになったのか。
浜辺さんは「万太郎さんは自分の見たことない世界を見せてくれる人。この人が見る世界を一緒に見てみたいというのと、人柄的にひかれた部分が多いと思います。寿恵子は確固たる夢があるわけではないので、万太郎さんがかなえる姿を見続けたいと思ったのではないでしょうか」と推測する。
一時期すれ違いが続き、視聴者をヤキモキさせた寿恵子と万太郎。その一方で、寿恵子と高藤のダンスシーンが話題に。浜辺さんも高藤役の伊礼さんとダンスを踊ったシーンは、印象に残っているという。
「舞踏会の撮影日は、伊礼さんの最終日でもあったんです。すがすがしい最後の撮影ができましたし、映像にしていただいたときは練習の成果が出たと思いました」と手応えを明かす。
見事な仕上がりとなったダンスシーンだが、浜辺さん本人は「ダンスが得意ではないんです」と苦笑い。
「練習では鏡張りの部屋に移動して、スタッフさんが見ている中で練習するので、その環境がダメなんです(笑い)。表情筋も動かず、どうしようかなと思っていたのですが、伊礼さんの明るさや前向きな姿勢に助けられました」と感謝。「ダンスシーンも最後は楽しかったです。途中からなじんできて、相手との距離感も慣れて、楽しく踊ることができました」と振り返った。
万太郎と生涯連れ添うことになる寿恵子のモデルは、牧野富太郎の妻・小澤寿衛子だ。植物の研究に没頭する富太郎を支え、金銭に苦労する中でなんとかやりくりをしていった。
実在の寿衛子の印象について、浜辺さんは「カメラ目線の写真は少ない印象です。意志がしっかりしていて、天真らんまんとは違う鋭い女性だったと感じています」といい、「きれいに着物も着ていて、すごくカッコいい人。それでも、最後まで富太郎さんを思っていたのは事実だと思うので、寿衛子さんなりに富太郎さんを支えた力強さを、役にくみ取っていけたらと思います」と意気込んでいる。
現段階では、浜辺さん自身も物語の結末を知らず、何歳までの寿恵子を演じるかも分かっていない。
「神木さんとのすりあわせもありますが、これからいろいろな出来事を乗り越えて、母になって、17歳の寿恵子とは違った成長を見せていけたらと思います。これまではキャピキャピした少女らしさを重視していたので、家庭を支えていくために、少女のままではいられない変化や強さも見ていただけたら」とアピールする。
また「今後、これからの人生をどう歩んでいくのかが見どころだと思います」と話していて、「万太郎さんは波瀾(はらん)万丈な方なので、前向きに二人で乗り越えていく姿を見てください。寿恵子としては、女性としても人間としても変化し続けていくと思います。視聴者のみなさんに朝から元気を感じていただけるよう、頑張ります」と力を込めた。
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