放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「第61回ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)が4月26日に発表され、俳優の神木隆之介さんが「テレビ部門」個人賞に選出された。主演を務めた、昨年放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」での演技が評価された。
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選評コメントでは「子役から出発して数々のテレビドラマや映画に出演する傍ら、声優としても活躍し、その卓抜な演技力は折り紙付きの神木隆之介さん。NHK連続テレビ小説『らんまん』では、植物学者になるという夢に向かってまい進し、植物を愛し、自らの欲望に正直に生きる槙野万太郎を、愛すべき主人公として見事に造形しました」と絶賛。
続けて「万太郎の波乱万丈の人生を、ストイックでありながら、どこか愛嬌(あいきょう)のある表情豊かな演技で演じ切り、“雑草という草はない”という万太郎の一貫した思想に説得力と彩りを与えました。男性主人公は難しいと言われる連続テレビ小説を成功に導いた素晴らしい演技をたたえ、個人賞を贈ります」と発表された。
「ギャラクシー賞」は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を表彰するために1963年に創設。表彰は年度単位。昨年の個人賞には、長澤まさみさんが選ばれていた。
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