薬屋のひとりごと
第36話 華瑞月
3月28日(金)放送分
古流望さん著、珠梨やすゆきさんイラストのライトノベルが原作のテレビアニメ「おかしな転生」が、7月3日深夜からテレビ東京ほかで放送される。天才菓子職人が異世界に転生する……という“甘くておかしな王道スイーツ・ファンタジー”で、人気声優の村瀬歩さんが主人公のペイストリー=ミル=モルテールン(ペイス)を演じる。「お菓子が大好き」という村瀬さんは、まさに適役だ。村瀬さんに同作、お菓子への思いを聞いた。
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「おかしな転生」は、天才菓子職人が、異世界の少年・ペイスに転生し、持ち前の知略、菓子作りへの愛情を武器に数々の苦難や試練に立ち向かう姿が描かれている。TOブックスからライトノベルが発売されており、コミカライズも人気を集めている。シリーズ累計発行部数は140万部以上。アニメは、葛谷直行さんが監督を務め、SynergySPが制作する。
村瀬さんはドラマCDでもペイスを演じたことがあり、アニメで続投することになった。「ドラマCDを収録させていただいたのが4、5年くらい前で、新たに一から演じさせていただく楽しさ、また演じさせていただけるうれしさがありました」と喜ぶ。
お菓子が注目される作品ではあるが、魅力はそれだけではない。
「おいしそうだな!と想像力が働くところだけでなく、ギャップも大きな魅力だと感じています。ペイスは転生する前は大人だったこともあり、賢く、洞察力が鋭く、みんなが一目置きますが、彼自身がやりたいのは、政治的な駆け引きよりも、お菓子を作って人を幸せにして、国を盛り上げたいということです。自分自身のやりたいことに向かって頑張っているだけで、周りの人がそこを取り違えているというギャップがあります。周りの人が、この子は侮れない……と感じていても、ペイス自身はほんわかしているところもギャップがあります。そこが面白いところです」
ドラマCDで演じた経験はあるが、アニメとドラマCDでは表現が異なるところもある。
「アニメは、走るシーンの息遣いを効果音で処理することがありますし、時間経過も音や映像で表現しますが、ドラマCDは、画(え)がないので、聞く方の気持ちに沿った演出が多くなります。アニメではあまりやらない盛り方を心掛けています。ドラマCDを聞き直し、そうだった、そうだったと思い出し、第1話の収録に臨みました。父さまとシイツとの収録が多く、(父役の)土田(大)さんに現場の空気を作っていただき、楽しく掛け合いができました。ただ、大変でした……。せりふの量が多く、難しい言葉も多く、きっちり理解して話さないといけないので」
ペイスは、中身が大人ではあるが、少年らしさもある。村瀬さんは「新鮮さ」を大切にしようとした。
「ペイスとして転生し、お菓子の知識を持ったまま、いろいろなことを試そうとします。例えば、僕らの世界と異世界では、リンゴは少し違いますが、ハチミツはそのままハチミツです。材料が違ったり、一緒だったりする中で、試行錯誤することを楽しんでいます。新鮮さ、みずみずしさを大事にしようとしました。お菓子を作るための行動力があり、頭の回転が速く、冷静な判断を下せる人でもあると感じています。基本的には温かい心を持っていますが、邪魔する人には容赦しません。どちらもペイスですし、その両方を表現しようとしました。お菓子の道を極めたいという気持ちがあるから、冷静に判断しているわけですし、根っこの部分は同じです。ガラッと変えると、違う人になってしまうので、表現のさじ加減を変えようとしました」
村瀬さんに、お菓子のことを聞いてみると「大好きです!」と即答する。
「炭水化物と砂糖と油が全部好き。食べ始めると止まらなくなります。いっぱい食べてしまうので、危ないです。特にマカロンが好き。一日で32個食べたこともあります、5、6年前、一日にどれだけ食べられるんだろう?と思って、16個入りのマカロンを2セット買ったこともありました。お昼くらいから食べ始め、一日の終わりにはなくなっていまして……。もう少し食べられそうでした。外がサクサクしていて、フワッとした感じ、中のクリームが好き。子供の頃からクリームが好きでして」
お菓子の話題になると、話が止まらないようで……。
「クリーム好きだからコロンが好きでした。果汁グミもいいですね。チョコレートも好きですし、何でも好きです、和菓子よりも洋菓子ですかね? ただ、ういろうや赤福も好きだから、やっぱり和菓子も好きです。『おかしな転生』は夢のような世界です。毎回、自分を律するのが大変でした。おなかがすく夜の収録でしたので、お菓子があると食べてしまいます」
収録の合間に食べるお菓子も楽しみだったという。
「毎回、お菓子の差し入れをいただき、みんなでキャッキャしながら、食べていました。食べ始めると止まらなくなるので、Aパートはこれで我慢して、Bパートになったらもう一個、全部終わったらもう一個……と食べていました。楽しかったです」
「家で台本をチェックする時も、これが終わったら食べる!と目の前ににんじんをぶら下げるように、お菓子を食べています」とお菓子が仕事へのモチベーションにもなっている。
一方で「作るのはNGです(笑い)。手先が不器用で、以前、包丁で手を切ったことがあるので、料理はしません。工程を無視したくなるんですよね。アーモンドやナッツを入れたらおいしくなるのでは?と勝手なことをやりたくなったり。ダメですね」とも語る。村瀬さんは、何でも器用かつ完璧にできてしまうイメージもあるが、意外な一面もあるようだ。
「おかしな転生」は、お菓子の描写が大きな見どころだ。村瀬さんも映像の仕上がりを楽しみにしている。
「PVを見た時、リンゴあめを作っているシーンがすごくおいしそうで、何回も見ました。お菓子の描写がすごく楽しみです。監督が和菓子職人の経験があるそうでして、お菓子の描写がすごくおいしそうなんです。アフレコの時、まだ色が付いていませんでしたが、それでもすごくおいしそうで、こだわりを感じました。深夜に見ると、おなかがすくこと間違いなしです。お菓子を食べながら見ることをお薦めします。戦闘の描写もすごくて、いろいろな楽しみ方ができるはずです」
村瀬さんは大人の男性、女性などとにかく役の幅が広く、性別、年齢などの枠を超えてさまざまなキャラクターを演じており、中でも少年役に定評がある。“少年”と言ってもさまざまなキャラクターがいるわけで、ひとくくりにするのは乱暴かもしれないが、少年役の醍醐味(だいごみ)についても聞いてみた。
「少年と言ってもそれぞれ違いますし、少し冷静そうな子、勝気な子、あまり心を動かさない子……といろいろな少年がいて、それぞれの心のあり方も違います。大人に見られたい子供もいますし、心がせめぎ合っているペルソナ的なところを表現するのも楽しいです。取り組みがいがありますし、ワクワクします。大人になってくると、あんまりブレなくて、それはそれで楽しいのですが、子供は成長途中なのが、面白いところです。子供のみずみずしい体と心がリンクするところもあって、例えば、大人が異世界転生をして、子供になったら、体が子供になったことで、フレッシュな気持ちになることもあると思います」
村瀬さんの演技は繊細で、だからこそ多くの人の心を動かすのだろう。
「自分の声が今後、どう変わっていくのか分からないですし……。田中真弓さんや野沢雅子さんのようにずっと少年役をやられている方々を見ていると、やっぱりすごい!と思います。僕も必要とされるのであれば、やっていきたいです」とも話しており、今後のさらなる活躍も期待される。
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