氷の城壁:高校生のこじれた青春描く人気ウェブトゥーン コミックス化

「氷の城壁」のコミックス第1巻(左)と第2巻(C)阿賀沢紅茶/集英社
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「氷の城壁」のコミックス第1巻(左)と第2巻(C)阿賀沢紅茶/集英社

 電子コミックサービス「LINEマンガ」で連載された阿賀沢紅茶さんのウェブトゥーン「氷の城壁」がコミックス化され、7月4日に1、2巻が同時発売された。同作は、マンガ賞「集英社少女マンガグランプリ」で特別賞に選ばれ、2020年1月にLINEマンガで連載を開始したウェブトゥーンで、2022年4月の完結後も支持を集め、累計閲覧数約9677万回を記録。アニメイベント「AnimeJapan(アニメジャパン) 2023」の投票企画「アニメ化してほしいマンガランキング」で2位を獲得したことも話題になった。コミックスは、ウェブトゥーン連載時と同じフルカラーで掲載。縦読みのスタイルのウェブトゥーンを、横読みするコミックス仕様のコマ割りに組み替えた。

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 「氷の城壁」は、4人の高校生の“こじれた”青春を描いている。人と接するのが苦手な氷川小雪は、高校では誰ともつるまずに一人で過ごしていたが、なぜかぐいぐい距離を詰めてくる雨宮ミナトと出会い……という展開。孤高の女子・小雪、学校の人気者・美姫、距離ナシ男子・ミナト、のんびり優しい陽太が登場する。

 作者の阿賀沢さんは「たくさんの人に読まれることよりも、誰か必要な人に届けばいいなとボトルメールを流すような気持ちで描き始めた作品でした。当初想定していたよりもたくさんの方に読んでいただき、書籍という形で残すことを望む声があったこと、書籍化に向けて動いてくださる方がいたことを大変ありがたく思っております。縦読みからの再編集ですが、一般的な横組みマンガのように読みやすく編集していただいているので、初見の方にもお楽しみいただけますと幸いです」とコメントを寄せている。

 7月5日発売の「マーガレット」(集英社)15号に「氷の城壁」のクリアファイルが付録として付く。阿賀沢さんが同社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載中の「正反対な君と僕」の最新4巻も7月4日に発売された。「正反対な君と僕」と「氷の城壁」がコラボしたプレゼントキャンペーンも実施する。

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