名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
春場ねぎさんの人気ラブコメディーマンガが原作のアニメ「五等分の花嫁」シリーズの新作アニメ「五等分の花嫁∽」の先行劇場上映の舞台あいさつが7月16日、新宿バルト9(東京都新宿区)で実施され、中野二乃役の竹達彩奈さん、中野三玖役の伊藤美来さんが登場。竹達さん、伊藤さんが新作の見どころ、作品への思いを語った。
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新作は、シャフトが制作し、これまでアニメシリーズでは描かれなかった原作エピソードを映像化。7月14日から劇場で先行上映され、テレビスペシャルとして今夏に放送される。舞台あいさつで、竹達さんは新作について「去年の今ごろは新作があるなんて知らなかったので、すてきなギフトをいただいたような気持ちです」と喜び、伊藤さんも「無事に届けられてよかったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
新作は、三玖がリビングルームで上杉風太郎に告白するシーンが描かれ、同シーンをテレビアニメ第1期から演じたかったという伊藤さんは「テレビシリーズでは描かれなかったのですが、諦めきれないところがあって。新作をやると聞いて、すごく気合が入りました」と思いを明かした。
竹達さんはお気に入りのシーンとして「押してダメなら引いてみろ」を実践し“ツンツン”していた二乃が本心をのぞかせるシーンを挙げ、「『やりすぎたーっ!!』と言った時の、あの顔が大好きです。このシーンを可愛く見せるために、ツンのシーンは『心の底から嫌い』という気持ちに振り切りました」と演技について語った。
伊藤さんが挙げたのは、三玖が「私と付き合おうよ」というシーンで、「影から入るシルエットの描写にキュンとしました。そのあと、風太郎から『結婚しよう』と言われた時の『ええっ!?』となっている三玖もポイントなので、照れている顔もぜひ堪能してください」と見どころを紹介した。
新作は、中野家の五つ子が歌うエンディングテーマ「たからもの」も話題になっている。「たからもの」は2022年に公開された「映画『五等分の花嫁』」で使用された劇伴が元になっており、歌唱用に作られた楽曲ではないためリズムを取るのが難しいといい、竹達さんは「でも、歌うと結婚式のシーンを思い出してグッとくるんです」とコメント。伊藤さんは、「オープニングテーマ(『五等分の未来』)もエンディングテーマも、風太郎にだけではなく『五等分の花嫁』を応援してくださった皆さんへの感謝の気持ちも込めました」とレコーディング秘話を語った。
質問コーナーでは、「五つ子の誰とプールに行きたいか」という質問に、竹達さんが「二人でいっぱい食べられそうな五月」と回答。五人前の焼きそばを抱えていた五月にも触れ、笑いを誘った。伊藤さんが挙げたのは「ずっと遊んでくれそうな四葉」。「急に部活のようになりそうですけど、それはそれで楽しそうだなと思います」と満面の笑みを見せた。
最後に伊藤さんは「一度映画で完結したにもかかわらず新作アニメーションができたのは、原作、アニメと全部応援してくださり、愛を発信してくださった皆さんのおかげです。これからもたくさん恩返しをしていきたいなと思っています。今回のアニメーションは、応援してよかったなと思ってもらえる作品になっているので、公開の期間中、ぜひぜひ何度も足を運んでいただけたらうれしいです」と語った。
竹達さんは「『五等分の花嫁』ロスから一転して、また新作をお届けできることが本当にうれしく、そしてキャスト同士でまた作品について話せたのがとても幸せでした。私は欲張りなので、これから先も『五等分の花嫁』の思い出を作っていきたい、新たな形でお届けしたいと思っています。もちろん、私が勝手に言っているだけですが(笑い)、夢はかなえるものだと思っているので、ずっと言い続けていきます! これからも変わらず『五等分の花嫁』を愛していただけたら幸いです」とメッセージを送った。
「五等分の花嫁」は、貧乏生活を送る高校生・上杉風太郎が、あるきっかけで落第寸前の個性豊かな五つ子の家庭教師となり、彼女たちを無事卒業まで導くべく奮闘する姿を描いている。「週刊少年マガジン」(講談社)で2017年8月~2020年2月に連載された。コミックスのシリーズ累計発行部数は2000万部以上。
テレビアニメ第1期が2019年1~3月、第2期「五等分の花嫁∫∫」が2021年1~3月に放送された。劇場版アニメ「映画『五等分の花嫁』」が2022年5月に公開され、興行収入が約22億4000万円、観客動員数が約170万人を記録するなどヒットした。
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