コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーにクローズアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体作りなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。東京・池袋で定期的に行われている「acosta！（アコスタ）」で出会ったコスプレーヤーを紹介する。
「acosta！」は、東京・池袋のサンシャインシティの屋内外エリアでコスプレ撮影を楽しめるだけでなく、好きなキャラクターに扮（ふん）したまま周辺の飲食店に立ち寄ったり、買い物もできたりする、コスプレファンにとってはおなじみのイベント。同人即売会「acosta！マルシェ」と同時に開催されることもあり、その際は既存のキャラクターのコスプレだけでなく、オリジナルデザインの創作衣装で駆け付けるレイヤーが多くなるのも特徴の一つ。
さまざまなアニメやゲームのイベントで公式コスプレーヤーも務めているシスルさんは、ウサギをモチーフにした創作コスプレで参加。衣装に関しては、色味に統一感を持たせることを意識したという。
「イベントの開催時期（今春）に合わせて、季節感を前面に出した衣装を創作してみました。ウサギをモチーフにしながら、装飾品はピンクと白でそろえて。色味に統一感を持たせたのもこだわったポイントです」
取材・文：ソムタム田井
