UFOロボ グレンダイザー:永井豪名作をリブート テレビアニメ「グレンダイザーU」2024年放送 総監督は福田己津央 貞本義行がキャラデザ

「グレンダイザーU」のビジュアル(c)Go Nagai/Dynamic Planning-Project GrendizerU
1 / 8
「グレンダイザーU」のビジュアル(c)Go Nagai/Dynamic Planning-Project GrendizerU

 永井豪さん原作のテレビアニメ「UFOロボ グレンダイザー」がリブートされることが分かった。テレビアニメ「グレンダイザーU」が制作され、2024年に放送される。「機動戦士ガンダムSEED」「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」などの福田己津央さんが総監督を務め、「新世紀エヴァンゲリオン」「サマーウォーズ」などの貞本義行さんがキャラクターデザインを担当。「機動戦士ガンダム 水星の魔女」「コードギアス反逆のルルーシュ」などの大河内一楼さんがシリーズ構成、脚本、「ONE PIECE」「サクラ大戦シリーズ」などの田中公平さんが音楽を手掛けるなど豪華スタッフが集結する。貞本さんが描き下ろしたティザービジュアルも公開された。

あなたにオススメ

 「UFOロボ グレンダイザー」は、永井さんの「マジンガーZ」「グレートマジンガー」に続く「マジンガー」シリーズの第3弾。異星人のデューク・フリードが巨大ロボットのグレンダイザーを駆り、迫り来る悪と戦う姿を描いた。「テレビマガジン」(講談社)で1975~76年に連載され、テレビアニメが1975~77年に放送された。アニメは全74話の長期放送ながら平均視聴率20%超を記録し、欧州、中東、南米など世界でも人気を集めた。

 永井さんは「『グレンダイザーU』という作品を通じて、国が違っても人間の喜びや幸せは同じなのだと、世界中の人々と共感出来ればうれしいです」とコメント。

 福田総監督は「アニメに夢中になっていた学生時代の大好きな作品ですので、まず自分の感覚を裏切ることのないような作品にできたらいいな、と思っています。私もそうですが往年のファンは理由がない改変を嫌います。じゃあそのままでいいのか?と言われれば、それでは作る意味も見る価値もないことになってしまうので、さじ加減が難しいです。基本的には『グレンダイザー』という作品の成り立ちや根底にあるテーマを再構築して、今の時代にもう一度見直しています。昔からのファンであれば、また違った楽しみもありますので、どうか皆さんぜひご覧ください」と話している。

 貞本さんは「実は初めての原作モノなのですが、永井豪先生の原作ならって飛びつきました。タイトルから昔の作品だよねと敬遠せず、何かありそうだなと思ってもらえれば。新旧のマリアージュとしておいしくかじってもらいたいですね」とコメントを寄せている。

 大河内さんは「『グレンダイザー』はもちろん、周辺の作品へのリスペクトもこめて作りましたが、『グレンダイザー』を知らない人でも楽しめるよう続編ではなく、新しい物語として書きました。世界中の『グレンダイザー』ファンに届いてくれればと願っています」と語っている。

 田中さんは「新しいグレンダイザーのスタート 作曲依頼がきた時、豪華なスタッフのお名前を知った時、私に本当に期待されているのだ!と、光栄に思いました。今回の作曲で目指すところは 新、旧の『筋金入りのロボットものファン』に対して 『これぞ正統、本物のロボット音楽』だと思っていただける楽曲を制作することでした。聴いていただければ、私の決意はお分かりになることと思います。この素晴らしい作品を鑑賞して、そして受けるであろう心からの感動を 全世界のファンの方々と共有したいと思います」とコメントを寄せている。

 ◇スタッフ(敬称略)

 原作:永井豪▽総監督:福田己津央▽キャラクターデザイン:貞本義行▽シリーズ構成・脚本:大河内一楼▽音楽:田中公平

写真を見る全 8 枚

アニメ 最新記事