ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」。これまで「竈門炭治郎 立志編」「無限列車編」「遊郭編」「刀鍛冶の里編」とストーリーが進み、新作テレビアニメ「柱稽古編」の制作が発表されたことも話題になっている。「柱稽古編」のキャッチコピーは「柱集結。加速する血風剣戟冒険譚、物語は次なる局面へ」。鬼殺隊の最強の剣士・柱(はしら)が活躍する。これまでもさまざまな局面で存在感を見せてきた柱だが、改めて集結するのは「竈門炭治郎 立志編」の柱合会議以来となる。9人の柱を解説する。
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そもそも柱とはどんな存在なのか。鬼を狩る政府非公認組織である鬼殺隊は、鬼と戦う前線部隊と、育手(そだて)、隠(かくし)、刀鍛冶の後方支援部隊に分かれ、柱は最高峰まで剣技を極めた前線部隊のトップに立つ9人の剣士を指す。「刀鍛冶の里編」の時点では、「無限列車編」の戦いで命を落とした炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)、「遊郭編」の戦いで重傷を負い引退宣言をした音柱・宇髄天元(うずい・てんげん)を除く7人の柱が現役となる。
主人公・竈門炭治郎が最初に出会った柱が、水柱・冨岡義勇。櫻井孝宏さんが声優を務める。「竈門炭治郎 立志編」第1話で、家族を鬼に殺された竈門炭治郎、鬼に変異した禰豆子と出会い、炭治郎に育手の鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)を紹介し、鬼殺隊の道へ導いた恩人でもある。炭治郎と同じく水の呼吸の使い手で、「竈門炭治郎 立志編」の那田蜘蛛山(なたぐもやま)の戦いでは、蜘蛛(くも)の鬼(父)と下弦の伍(ご)の鬼・累(るい)を鮮やかな剣技で倒した。
冨岡と同じく那田蜘蛛山の戦いに派遣された柱が、早見沙織さんが声優を務める蟲柱の胡蝶しのぶ。ほかの柱と比べ体格は劣るが、藤の花から精製した毒を武器に鬼と戦う。丁寧な口調が特徴でしとやかな雰囲気をまとっているが、姉・カナエを鬼に殺された過去があり、強い復讐(ふくしゅう)心を抱えている。那田蜘蛛山の冨岡とのやり取りでは毒舌な一面も見せた。禰豆子を守ろうとする冨岡にしのぶは「鬼とは仲良くできないって言ってたくせに何なんでしょうか そんなだからみんなに嫌われるんですよ」ときつい一言を浴びせ、冨岡が「俺は嫌われてない」と返す場面も話題になった。
「無限列車編」で初めて炭治郎が任務を共にした柱が、炎柱の煉獄杏寿郎で、日野聡さんが演じる。上弦の参の鬼・猗窩座(あかざ)と激闘を繰り広げ、命を落とした。死期が迫る中、炭治郎たちに遺(のこ)した「心を燃やせ」という熱い言葉は多くのファンの胸を打った。煉獄は炭治郎たちに「今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ。俺は信じる。君たちを信じる」と未来を託した。
煉獄は「無限列車編」以降も重要なシーンに登場しており、「遊郭編」では炭治郎が戦いの中で「心を燃やせ」と言葉を発するシーンも描かれた。「刀鍛冶の里編」では回想シーンに煉獄が登場。炭治郎が受け継いだ煉獄の日輪刀の鍔(つば)が、刀鍛冶の里の少年・小鉄の命を救う場面もあり、存在感を見せた。
「無限列車編」から続く「遊郭編」で活躍したのが、音柱・宇髄天元。小西克幸さんが演じる。元忍(しのび)で、きらびやかな装飾を身につけ、外見も言動も“派手派手”な男だ。嫁が3人もいるという色男の一面もある。上弦の陸(ろく)の鬼、堕姫(だき)・妓夫太郎(ぎゅうたろう)の兄妹との死闘で、瀕死の重傷を負いながらも、炭治郎たちと共に鬼を撃破。113年ぶりに鬼殺隊が上弦の鬼を倒すという大仕事を成し遂げた。
霞柱・時透無一郎(ときとう・むいちろう)、恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり)は、「刀鍛冶の里編」で本格的に登場した。河西健吾さんが無一郎、花澤香菜さんが甘露寺をそれぞれ演じる。無一郎は、“始まりの呼吸”の剣士の子孫と言われ、鬼殺隊に入隊してわずか2カ月、最年少で柱となった最強の剣士。過去の記憶をなくしていたが、上弦の伍(ご)の鬼・玉壺(ぎょっこ)との戦い、炭治郎とのやり取りの中で記憶を取り戻し、“覚醒”した。
甘露寺は、恋の呼吸の使い手。鬼の憎珀天(ぞうはくてん)との戦いでは、ピンク色に光りリボンのようにしなる日輪刀を操り、アクロバティックな動きを見せる華麗な戦闘シーンが話題になった。甘露寺は「添い遂げる殿方を見つけるため」に鬼殺隊に入隊したという柱の中でも異色の存在でもある。ただ、その裏には「女の子なのにこんなに強くていいのか」と葛藤した過去があった。憎珀天との戦いでピンチに陥った時、自分を必死に守ろうとする炭治郎たちの姿を目にして奮起し、“本気”の恋の呼吸で憎珀天を撃破した。
無一郎と甘露寺に共通しているのは、覚醒した際に体にアザのようなものが浮かび上がったことだ。「遊郭編」でも炭治郎に同様のアザが浮かぶシーンが描かれた。このアザには何かしらの重要な意味がありそうだ。
今後、本格的な登場が期待されるのが、蛇柱・伊黒小芭内(いぐろ・おばない)、風柱・不死川実弥(しなずがわ・さねみ)、岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじま・ぎょうめい)の3人。鈴村健一さんが伊黒、関智一さんが実弥、杉田智和さんが悲鳴嶼をそれぞれ演じる。
伊黒は、「刀鍛冶の里編」で甘露寺に靴下を贈るシーンが描かれ、優しい一面を見せた。実弥は、炭治郎の同期・不死川玄弥(げんや)の兄で、幼い頃、家族を守るために鬼になった母をやむなく手にかけたという悲しい過去がある。悲鳴嶼に関しては、柱合会議に登場し、数珠を手に涙を流しながら炭治郎に「なんというみすぼらしい子供だ」と同情する姿を見せたが、以降、主立った登場はなく、謎が多い存在だ。
最強の柱が集結する「柱稽古編」でどんな熱いドラマが繰り広げられるのか、注目される。
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