ドラマ1週間：ディーン・フジオカが「パリピ孔明」で劉備役　全編中国語で　朝ドラ「ブギウギ」の主題歌をヒロイン趣里ら3人で歌唱

　1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（8月19～25日）は、ディーン・フジオカさんが、向井理さん主演で9月27日から放送される連続ドラマ「パリピ孔明」（フジテレビ、水曜午後10時）に劉備（りゅうび）役で出演し、全編中国語で演じる話題、俳優の趣里さんが主演を務め、10月2日にスタートする2023年度後期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「ブギウギ」の主題歌「ハッピー☆ブギ」を、趣里さんら3人が歌うことが話題になった。前後編で取り上げる。

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　ディーン・フジオカさんが、向井理さん主演で9月27日から放送される連続ドラマ「パリピ孔明」にレギュラーキャストとして出演することが8月19日、明らかになった。ディーン・フジオカさんは、向井さん演じる諸葛孔明の主君、劉備役で出演し、全編中国語で演じる。併せて、特報映像も公開された。映像では、現代に転生した孔明が月見英子（上白石萌歌さん）と対面し、「姓は諸葛、名は亮、字を孔明と申します」と丁寧にあいさつをするシーンや、孔明が星型サングラスを着用し、派手なバイクに乗って登場するシーンが収められている。映像には、ディーン・フジオカさんによる中国語のナレーションが付いている。

　俳優の鈴木亮平さん主演で10月から「日曜劇場」枠（TBS系、日曜午後9時）で放送される連続ドラマ「下剋上球児」に、俳優の松平健さんが出演することが20日、明らかになった。松平さんは、鈴木さん演じる南雲の過去に大きく関わる、強豪野球部の監督、賀門英助（がもん・えいすけ）を演じる。松平さんが日曜劇場に出演するのは今回が初めて。ドラマは菊地高弘さんのノンフィクション「下剋上球児」（カンゼン）にインスピレーションを受けて企画され、登場する人物をはじめ、学校、団体名、あらすじもすべてフィクションとして制作される。教師になる夢を捨てきれず32歳で大学に再入学し、高校教師になった南雲は、あることをきっかけに、廃部寸前の野球部の顧問になり、生活が一変する……と展開する。併せて生瀬勝久さんと小泉孝太郎さんの出演も明らかになった。

　俳優の趣里さんが主演を務め、10月2日にスタートする朝ドラ「ブギウギ」の主題歌「ハッピー☆ブギ」を、趣里さん、音楽ユニット「EGO-WRAPPIN’」の中納良恵さん、シンガー・ソングライターのさかいゆうさんの3人で歌唱することが21日、分かった。作詞と作曲は、ドラマの音楽担当の服部隆之さんが手がける。趣里さんは「主題歌を歌うことになるとはみじんも思っていなかったので、服部先生からオファーをいただいたときは驚きでしたし、とにかく頑張らなきゃという思いでした」とコメント。服部さんは「ハッピー☆ブギは、敗戦の悲嘆に沈む日本人の明日への活力になるようにと世に送り出された、笠置シヅ子と服部良一によるブギへの賛歌です。多くの皆様にこの歌を口ずさんでいただけましたらうれしく思います」と話した。

　俳優の上川隆也さんが主演を務めるドラマ「遺留捜査スペシャル」（テレビ朝日系）が、9月21日午後8時から放送されることが21日、分かった。2022年7月期に放送された第7シーズンから約1年ぶりに、上川さん演じる刑事・糸村聡が帰ってくる。「遺留捜査」は、事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと、超マイペースで空気を読まない不思議キャラの刑事、糸村聡の活躍を描くミステリー。上川さんは「2011年に『遺留捜査』が誕生して、干支（えと）が1周しました。連続ドラマとしては7シーズン、スペシャルは11本目となり、本当に幸せな作品になったと思っています。これもひとえに視聴者のみなさまのおかげです」と視聴者に感謝した。

　「週刊ヤングマガジン」（講談社）で連載中の山川直輝さん原作、朝基まさしさん作画の人気マンガ「マイホームヒーロー」が実写化され、10月24日からMBS・TBS深夜の「ドラマイズム」枠で放送、2024年春に映画が公開されることが22日、明らかになった。俳優の佐々木蔵之介さんが主人公の鳥栖哲雄（とす・てつお）を演じ、人気グループ「なにわ男子」の高橋恭平さん、「乃木坂46」元メンバーの齋藤飛鳥さんも出演。齋藤さんはグループ卒業後、初のドラマ、映画出演となる。推理小説オタクの平凡なサラリーマンの鳥栖哲雄が、娘の恋人である犯罪組織のメンバーを殺害した罪を隠し、家族を守るため、ミステリー小説で培った頭脳と家族愛を武器に、半グレとの闘いに身を投じる……というストーリーで、今年4月からテレビアニメも放送された。「ドラゴン桜」「半沢直樹」「グランメゾン東京」（共にTBS系）などで演出を手がけた青山貴洋さんが監督を務める。青山さんは、今作が劇場長編映画デビュー作となる。