ONE PIECE:ハリウッド実写版 ファンの「期待に応えるという重い責任」 コミックス「SBS」まで徹底研究 特別“制作裏”映像公開

実写ドラマシリーズ「ONE PIECE」(C)尾田栄一郎/集英社
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実写ドラマシリーズ「ONE PIECE」(C)尾田栄一郎/集英社

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」のハリウッド実写ドラマシリーズのスタッフ、キャストが制作の裏側を語る特別映像「特別“制作裏”映像」がYouTubeで公開された。主人公・ルフィ役のイニャキ・ゴドイさんは「この実写版『ONE PIECE』にチーム全員が情熱を注いでいる」と熱い思いを表現し、製作総指揮を務めるマット・オーウェンズさんは「何年も前から作品の大ファンだった。既存のファンがいるのは素晴らしいことだけど、期待に応えるという重い責任がある」と語っている。

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 実写版は、スタッフが制作に臨むにあたり原作を徹底研究したといい、製作総指揮のスティーヴン・マエダさんは「単行本のSBS(質問コーナー『質問を(S)募集(B)するのだ(S)』)もチェックした。キャラクターの誕生日や身長も載っている。好きな食べ物もね。それらの情報はキャラクターに人間味をもたらす」と明かしている。

 原作者の尾田さんもエグゼクティブプロデューサーとして参加しており、オーウェンズさんは「尾田先生と先生のチームはずっと制作に関わってくれた。先生と会話できたのは貴重な経験だ。協力を得られたことで特別な作品になったと思う」と手応えを語った。

 ビジュアル面にもこだわり、原作のモノクロのイラストを実写に落とし込むにあたり、制作陣は尾田さんのイラスト集「COLOR WALK」を参考にした。衣装デザイナーのダイアナ・シリアーズさんは「衣装のデザインや質感を原作に忠実に再現できたと思う」と語り、実際にそれらの衣装を身にまとったナミ役のエミリー・ラッドさんも「衣装のデザインは素晴らしいわ! ファンなら気付くこだわりが詰まっている」と説明した。

 オーウェンズさんは「マンガと映像の中間地点を目指した。原作に変更を加える場合は必ず尾田先生に相談した」と話し、ほかのキャスト、スタッフも「『ONE PIECE』の魂が詰まった作品よ」「尾田先生が作り上げたこのすてきな世界観の中で我々は表現させていただいてるんです」と尾田さん、「ONE PIECE」へのリスペクトの思いを語っている。

 同作は8月31日にNetflixで世界独占配信をスタートし、英語シリーズ作品の週間グローバルトップ10で1位を飾り、世界93カ国でトップ10入りするなど話題になっている。

 ゴドイさんがルフィ、新田真剣佑さんがゾロを演じるほか、ナミ役のラッドさん、ウソップ役のジェイコブ・ロメロ・ギブソンさん、サンジ役のタズ・スカイラーさんらが出演する。

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