遠藤さくら:一番好きなのは「乃木坂46のライブ」 ドラマ、モデルでも活躍、加入5年目の現在地

乃木坂46の遠藤さくらさん
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乃木坂46の遠藤さくらさん

 2023年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」の終盤にも出演したアイドルグループ「乃木坂46」の遠藤さくらさん。シングル表題曲2作でセンターを務め、“次世代エース”の呼び声高い加入5年目の人気メンバーだ。10月3日には、ファン待望の初写真集「可憐(かれん)」(集英社)を発売。注目度が益々高まる遠藤さんに、現在の思いや目標を聞いた。

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 ◇初の朝ドラ「毎日緊張でガチガチ」

 遠藤さんは、2018年11月に加入した4期生。グループでも1、2を争う小顔と、身長164センチのスタイルの持ち主で、2020年から女性ファッション誌「non-no(ノンノ)」の専属モデルを務めている。今回の写真集も「non-no」編集部が制作した。

 撮影に向けて食事制限や筋トレなど特別なことはしなかったそうで、モデルスタイル維持の秘訣(ひけつ)を聞くと、「普段から好きなものを食べるタイプで、気を付けているのは食べる量ぐらいです。運動も私生活ではあまりやっていないので、体形については両親に感謝ですね」と照れ笑いを浮かべる。

 モデル業だけでなく、ドラマでも活躍中。2022年1月期に連続ドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」(テレビ朝日系)のヒロイン役で地上波ドラマに初出演。今年は、動画配信サービス「FOD」のオリジナルドラマ「トラックガール」で主演を務め、そして「らんまん」で主人公夫妻の娘・千歳を演じた。

 初の朝ドラについて「周りと比べてお芝居の経験もまったくないので、毎日緊張でガチガチになりながら、現場に行っていました」と振り返る。

 「緊張感はずっとありました。神木隆之介さんや浜辺美波さんをはじめ、第一線でご活躍されている役者さんたちのお芝居を間近で見ることができたので、すごい場所にいたなっていうのは改めて思います。いろいろなことを学ばせていただいたので、もしまた機会をいただけたら……ドラマに挑戦してみたいです」

 ◇自分の個性「もうちょっと色を付けて出していけたら」

 朝ドラの撮影だけでなく、グループでも“熱い”夏を過ごした。乃木坂46は今年も、グループ恒例の「真夏の全国ツアー」を開催。7~8月に全国7カ所16公演を行った。今回のツアーは、1、2期生が卒業し、3~5期生の新体制になって初のライブとなったが、チケットは完売。計25万人を動員する大盛況で終えた。

 「無事完走することができたのも、3期生の先輩方が軸となってライブを作り上げてくださり、座長の(井上)和ちゃんが引っ張ってくれたからなので、感謝しかありません」

 座長を務めた井上さんは後輩の5期生。ツアー中は、最新シングル「おひとりさま天国」のセンターも務める井上さんを、隣のポジションを担っていた遠藤さんは「見守っていました」と話す。

 「ステージに、センターとして一番最初に登場するのは私も一度経験しているので、(舞台袖で)和ちゃんがどういう思いでいるのかなんとなく理解でき、『大丈夫だよ』と声掛けをしたりしていました。でも、和ちゃんは誰もが手を差し伸べたくなるくらい頑張っていたので、私だけでなく“全先輩”で支えていたという感じです」

 今夏のツアーで改めて感じたのは「私はライブが一番好き」という思い。

 「このお仕事を始めて5年近くたちますが、お仕事はいつも不安な気持ちでいっぱいで、それは何年と変わりません。でも、ライブはどんどん楽しめるようになっていて、周りからも『楽しそう』と言われることが多いんです。『やりたいことはありますか?』と聞かれることがよくあるのですが、乃木坂46が私の中で一番好きなこと。乃木坂46でライブをできることが一番の幸せです」

 そんな現在の目標は、グループの中でより個性を出すこと。「グループでいるときの私を、もうちょっと色を付けて出していけたらいいなと思います」と力を込めた。

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