ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
田中芳樹さんの名作スペースオペラ「銀河英雄伝説」。1988年から10年以上にわたって発表されたアニメ版は美しい映像にクラシックを多用した荘厳な音楽とともに、“銀河声優伝説”とも呼ばれた豪華声優陣も話題を集めた。発表から35年を機に豪華キャストをまとめてみた。
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「銀河英雄伝説」は遥か未来の銀河系を舞台に、銀河帝国の“常勝の天才”ラインハルト・フォン・ローエングラムと自由惑星同盟の“不敗の魔術師”ヤン・ウェンリーという、2人の英雄の生きざまと対決を軸に、銀河の歴史を描いた名作SF小説。アニメ版は1988年から劇場版やOVAとしてリリース。110話にものぼった本編は1997年に完結。その後外伝も制作された。
“銀河声優伝説”と呼ばれた理由として大きいのが、100人を優に超える登場人物の大多数をほぼ1人1役でキャスティングしていることだ。さらに、キャスティングされた声優の多くが、いずれも超一流クラスであることも大きい。結果的に1980~1990年代を代表する声優たちが集うことになった。
まず銀河帝国サイドから。主人公のラインハルトを演じる堀川亮(現・堀川りょう)さんは、「ドラゴンボール」のベジータ役、「聖闘士星矢」の瞬役などで知られるが、キルヒアイス役の広中雅志さんも「MONSTER」のクリストフ役などのほか「サンデージャポン」のナレーションでもおなじみだ。
2人で“帝国の双璧”と称されたミッターマイヤー役は、森功至さん(ガッチャマンの大鷲の健役など)、ロイエンタール役は若本規夫さん(サザエさんのアナゴ役など)と、キャストも強力なコンビ。ラインハルトの覇業を陰で支えたオーベルシュタインは、「機動戦士ガンダム」のマ・クベ役や「クレヨンしんちゃん」のぶりぶりざえもん役などで親しまれた故・塩沢兼人さんが務めた。
さらに、ミュラー役に水島裕さん(六神合体ゴッドマーズの明神タケル役など)、ビッテンフェルト役に野田圭一さん(一休さんの蜷川新右衛門役など)、ルッツ役に堀勝之祐(アラン・ドロンさんの吹き替えなど) ウルリッヒ・ケスラー役に池田秀一さん(機動戦士ガンダムのシャアなど)、ケンプ役に玄田哲章さん(アーノルド・シュワルツェネッガーさんの吹き替えなど)、シュタインメッツ役に石丸博也さん(ジャッキー・チェンさんの吹き替えなど)、アイゼナッハ役に津嘉山正種さん(ケビン・コスナーさんの吹き替えなど)、ファーレンハイト役に速水奨さん(超時空要塞マクロスのマックスなど)と、超一流の声優が集った。
自由惑星同盟側も強力な布陣。ヤンを演じた故・富山敬さんは「宇宙戦艦ヤマト」の古代進役などで知られ、その後制作された前日譚にあたる外伝では、「装甲騎兵ボトムズ」のキリコ役などで知られる郷田ほづみさんがヤンを演じている。
ヤンの後継者となったユリアン役は佐々木望さん(幽☆遊☆白書の浦飯幽助役など)、憎めない後輩、アッテンボロー役は井上和彦さん(美味しんぼの山岡士郎役など)が務めた。
「薔薇の騎士(ローゼンリッター)」連隊長を務める豪傑、シェーンコップは「ロッキー」をはじめとした数々の映画の吹き替えや、さまざまな番組のナレーションで知られる羽佐間道夫さん、ヤンの良き先輩として後方支援に存在感を発揮したキャゼルヌを「ちびまる子ちゃん」のナレーションなどで知られるキートン山田さんが演じた。
そして、ポプラン役に古川登志夫さん(うる星やつらの諸星あたる役など)、メルカッツ役に故・納谷悟朗さん(ルパン三世の銭形警部役など)、ビュコック役に故・富田耕生さん(バカボンのパパ役など)、ムライ役に故・青野武さん(ちびまる子ちゃんのおじいちゃん役など)、バグダッシュ役に神谷明さん(シティーハンターの冴羽りょう役など)、リンツ役に小杉十郎太さん(機動戦士Zガンダムのヘンケン役など)、コーネフ役に故・鈴置洋孝さん(機動戦士ガンダムのブライト・ノア役など)と、これまた超豪華なキャスティングとなっている。
ラインハルトとヤンの行く手を阻む悪役も実力派声優が演じた。銀河帝国皇帝のフリードリヒ4世は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の荒巻大輔役などで知られる阪脩さん、ラインハルトの覇業を阻もうとするリヒテンラーデを「ドラゴンボール」の亀仙人役などを務めた故・宮内幸平さんが好演した。自由惑星同盟を内側から腐らせていくトリューニヒトを「ポケットモンスター」のオーキド博士役などを務めた故・石塚運昇さん、帝国と同盟の間で狡猾に立ち回るフェザーン自治領のルビンスキーを「ルパン三世」の次元大介役などで知られる故・小林清志さんが演じている。
男性キャラクターが圧倒的に多い本作だが、女性キャラクターも一流の声優ぞろい。ラインハルトの最愛の姉で銀河統一を志すきっかけにもなったアンネローゼ役を「機動戦士ガンダム」のララァ役などで知られる潘恵子さんが務めたほか、ラインハルトを支えたヒルダを「美少女戦士セーラームーン」で海王みちるを演じた勝生真沙子さん、ヤンと行動を共にしたフレデリカを「機動戦士Zガンダム」でハマーンを演じた榊原良子さん、シェーンコップの娘、カリンを「美少女戦士セーラームーン」の月野うさぎ役などで知られる三石琴乃さんが務めた。
そして「銀河の歴史が、また1ページ」という名文句も印象深いナレーションを務めたのは「ちびまる子ちゃん」のお父さん役のほか、現在も数多くの番組でナレーションを務めている屋良有作さん。落ち着いた語り口で骨太の物語を導いている。
メインキャラの紹介だけでこのボリュームになってしまうほど、当時を代表する声優たちがきら星のごとく集い、“銀河声優伝説”とも呼ばれた本作。今でも折に触れてイベントが開催されているほか、取材の際に当時のことを聞いてみると楽しそうに思い出を語る声優さんが多い。そんな夢の競演は完結から20年以上たった現在でも愛されている大きな理由の一つだといえるだろう。2018年からはキャストを一新した「銀河英雄伝説 Die Neue These」も制作され、こちらもまたそうそうたる面々が出演している。どちらも配信サービスなどで楽しめるので、一流の声優陣たちの名演をぜひ堪能してみては。
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