解説:「映画プリキュアオールスターズF」応援上映の魅力 楽しみ方 劇場にあふれる“プリキュア愛”

「映画プリキュアオールスターズF」のビジュアル(c)2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会
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「映画プリキュアオールスターズF」のビジュアル(c)2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会

 人気アニメ「プリキュア」シリーズの20周年を記念した劇場版アニメ最新作「映画プリキュアオールスターズF」(田中裕太監督)の応援上映が10月13日、47都道府県で実施される。同作の応援上映が47都道府県で実施されるのは初めて。「映画プリキュアオールスターズF」は、これまでも応援上映が実施され、参加者から「応援上映は初参加でしたが、めっちゃ盛り上がって最っ高に楽しかった」「“プリキュアがいて、そのファンがいる”というのを強く感じられて泣いてしまうし、正直、普通に鑑賞するより楽しめた」という声が集まっている。同作の応援上映の魅力、楽しみ方を解説する。

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 ◇“推しキュア”への思いを叫ぶ

 応援上映の魅力は、ライブ会場にいるような熱量や一体感を味わえることだ。ファン同士が自由にプリキュアを応援できる。上映中は、歓声、応援などの発声はもちろん、応援グッズを持ち込める。“推しキュア”への思いを叫んだり、自作のうちわで愛を届けるなど自由に応援できる。

 「声を出すタイミングが分からない」「ノリについていけるかどうか不安」という人もいるかもしれないが、プリキュア好きが集まる空間では、それぞれが思い思いのタイミングでキャラクターを応援したり、手拍子をしたりしている。ビギナーが抱える不安も上映が始まったらなくなってしまうかもしれない。ファンの“プリキュア愛”にあふれた空間になっている。

 ◇応援したくなるポイントが盛りだくさん

 「プリキュア」シリーズの20周年を記念した作品で、第1弾「ふたりはプリキュア」から放送中の第20弾「ひろがるスカイ!プリキュア」までテレビアニメ全20シリーズの78人のプリキュアが集結する。プリキュアがバラバラに飛ばされてしまった不思議な世界を舞台に、それぞれが別の場所で新たに出会った仲間たちと団結し、唯一の手掛かりである城を目指して“ドキドキワクワクの大冒険”を繰り広げる。

 手を取り合い、困難に立ち向かうプリキュアの勇敢な姿、勇気を振り絞ってプリキュア同士が歩み寄り、絆を深めていく様子などが描かれ、「プリキュア頑張れー!」と応援したくなるポイントが盛りだくさんだ。そんなプリキュアの姿を見れば、シャイな人でも気が付けば、大声で声援を送っているかもしれない。

 ◇田中裕太監督も圧倒された!

 「Go!プリンセスプリキュア」や劇場版アニメ「映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!」「映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」などの田中裕太さんが監督を務め、田中仁さんが脚本を担当。同シリーズで数々の変身バンクや原画を手がけてきた板岡錦さんが総作画監督、キャラクターデザインとして参加した。

 実際に応援上映にも参加していた田中裕太監督は「自分の後ろから声援が聞こえてきて、迫力がすごいなと思いました。本当に皆さん、応援をありがとうございます! 楽しかったです」と圧倒された様子。

 同作を手掛けた東映アニメーションの村瀬亜季プロデューサー「この映画を大きくしてくださっているのは、皆さんだと思っています。47都道府県での応援上映もそうですが、私たちの力だけではできないところまで大きくしてくださり、ありがとうございます! ぜひ何度も見ていただいて、皆さんの心に残る作品になればいいなと思います」と話している。

 10月13日の応援上映は、全国のファンが一斉にプリキュアを応援できる、貴重なお祭りになるはずだ。ぜひ、参加してほしい。

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