ぴちぴちピッチ：20周年で初の大人向けなりきり玩具　令和の時代にトキメキがよみがえる！

　人気アニメ「マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ」の放送20周年を記念して、七海るちあの変身アイテム・アクアピッチの大人向けなりきり玩具「マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Special Memorize アクアピッチ 七海るちあ」（バンダイ）が発売される。同作の大人向けなりきり玩具が発売されるのは初めて。玩具の発売が発表されると、SNSで「懐かしい」「光って鳴るアクアピッチが欲しかった！」などと大きな反響を呼んだ。令和の時代によみがえった「ぴちぴちピッチ」の玩具の魅力に迫る。

ウナギノボリ

10年前の朝ドラ「花子とアン」　当時の吉高由里子インタビュー

　◇憧れが詰まったアニメ

　「ぴちぴちピッチ」は、「なかよし」（講談社）で2002～05年に連載された花森ぴんくさん、横手美智子さんのマンガが原作。テレビアニメ第1期が2003～04年、第2期が2004年に放送された。

　玩具のターゲットは、アニメの放送当事、子供だった20代～30代男女で、バンダイの担当者も子供の頃、同作に夢中になった“ぴちぴちピッチ世代”だ。

　「るちあが変身して、歌の力で敵を倒す姿に憧れました。人魚、恋の話、可愛い衣装、キラキラしたライブステージ……と子供だった私が大好きなもの、憧れが詰まっていて、楽曲も魅力的です。大人になって見返しても楽しいですし、変身アイテムのデザインは今見ても可愛くてトキメキます」

　◇なりきり玩具としてのこだわり

　玩具では「憧れ」「トキメキ」を表現しようとした。貝をモチーフとした玩具で、パール塗装、金箔（はく）、ラインストーンによってキラキラ感を表現した。裏面のボタンを押すことで劇中歌「Legend of Mermaid（七海るちあソロバージョン）」や変身シーンの音楽「ピンクパールボイス！！」が流れる、再生中は中央の真珠部分が発光する。真珠部分の発光は、クリアパーツを加工することで、全体が光るように仕上げ、劇中のイメージに近付けた。

　こだわりは、ボタンを裏面に配置したことだ。アニメでは、音楽が再生されてから、フタが開く。フタの中にボタンを配置してしまうと、フタを開かないと、音楽を再生できない。なりきり玩具であることにこだわり、ボタンを配置した。

　ぴちぴちピッチには様々な魅力的な楽曲があるため、曲の選定には苦労した。搭載した楽曲は「Legend of Mermaid（るちあソロバージョン）」で、初めて歌で敵を倒した際に七海るちあが歌った曲だ。「魅力的な楽曲がたくさんありますが、るちあのなりきり玩具なので、るちあが初めて歌った曲にしたかったです。また、『Legend of Mermaid』は複数人で歌っているバージョンもありますが、今回はるちあのアクアピッチということでソロバージョンを収録しました」という。

　アニメと同様にネックレスにもなるなど、当時の思い出、トキメキがよみがえってくるようなこだわりが盛り込まれている。

　価格は4950円。バンダイナムコグループの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」で予約を受け付けている。

　玩具は、10月20～22日に秋葉原UDX（東京都千代田区）のAKIBA_SQUAREで開催されるバンダイの“なりきり玩具”をテーマとしたイベント「NARIKIRI WORLD 2023」、MAGNET by SHIBUYA109（東京都渋谷区）にオープンしたポップアップショップ「アニメ『ぴちぴちピッチ』 20th Anniversary POP UP SHOP in AMNIBUS STORE」でも展示される。実際に玩具を見て、トキメキを感じてほしい。