すみっコぐらし:初のテレビアニメ すみっコたちの原点描く 本上まなみ、Perfumeがナレーション

すみっコぐらしの初となるテレビアニメ「アニメ すみっコぐらし そらいろのまいにち」のビジュアル(C)2023 日本すみっコぐらし協会放送部
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すみっコぐらしの初となるテレビアニメ「アニメ すみっコぐらし そらいろのまいにち」のビジュアル(C)2023 日本すみっコぐらし協会放送部

 人気キャラクターのすみっコぐらしの絵本「絵本 すみっコぐらし そらいろのまいにち」がテレビアニメ化されることが分かった。すみっコぐらしは、2019、2021年に劇場版アニメが公開されているが、テレビアニメが放送されるのは初めて。「絵本 すみっコぐらし そらいろのまいにち」は、すみっコたちの過去を描いたすみっコぐらしの原点とも言える絵本で、劇場版アニメ第3弾「映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ」(作田ハズム監督)が11月3日に公開されることを記念して、テレビアニメ化されることになった。

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 テレビアニメは全5話で、初回が日本テレビ(関東ローカル)で10月26日午前4時20分から放送される。同局で11月5日午後4時から放送される劇場版アニメ公開記念特番「news zero特別版 “すみっコ”たちはなぜひとびとを魅了するのか?」内で全5話を一挙放送する。

 劇場版アニメ第3弾「ツギハギ工場のふしぎなコ」を手掛ける作田監督がテレビアニメでも監督を務め、劇場版アニメ第2弾「青い月夜のまほうのコ」に参加した吉田玲子さんが脚本を担当する。劇場版アニメに続き、俳優の本上まなみさんがナレーションを担当する。劇場版アニメ第3弾の主題歌を担当する3人組ユニット「Perfume」もナレーションとして参加する。本上さんは11月5日放送の特番にも出演する。

 原作者のよこみぞゆりさんは「『ちょっぴりネガティブなところがあるすみっコたち、それぞれに共感できて少し心が軽くなる』。これはすみっコぐらしを生み出した時から大事にしているコンセプトですが、そのコンセプトそのままの1冊が『そらいろのまいにち』です。このお話を知ると、映画やグッズなどもより深く楽しんでいただけるようになるのでアニメを通じてたくさんの方に届けられることを願っています」とコメントを寄せている。

 作田監督は「この『そらいろのまいにち』は、メインキャラクターが集まるまでの前日譚(たん)的な内容で、映画で活躍するすみっコたちのことがより好きになる!という作品になっています。映画の『よそいき』なすみっコたちも可愛いですが、『そらいろのまいにち』ではみなさんのよく知るいつものすみっコたちが楽しめますので、ぜひご覧ください!」と話している。

 吉田さんは「空はいつも青いわけではない。だから見上げた空が真っ青だと、何だかうれしい。曇った日があるから、うれしい。すみっコたちのまいにちも、わたしたちのまいにちも同じなのかもしれません。小さなすみっコたちのミニアニメーションをお楽しみください」とメッセージを送った。

 Perfumeのあ~ちゃんは「すみっコぐらしのみんなはこういう気持ちを持っていたんだと、大人の私がぐっと感動してしまうシーンがいくつもあって。歌詞のようなせりふが歌を歌っているみたいでした。すみっコたちのやさしい気持ちを人にも向けられたら」とコメント。かしゆかさんは「日常生活で何気なく目にしているものにフォーカスを当てて気持ちを考えるようなお話です。お子様だけでなくぜひ大人にも見ていただきたいです」と話している。のっちさんは「実はとかげが推しだったので、担当が決まったときはやったー!ってベッドの中で喜びました。知らないとかげの一面を知れて奥深いなと愛が増しました」とコメントを寄せている。

 「すみっコぐらし」は、たれぱんだやリラックマなどで知られるサンエックスが2012年から展開している人気キャラクター。劇場版第1弾「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」(まんきゅう監督)が2019年に公開され、観客動員数が122万人を突破するなどヒットした。第2弾「映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」(大森貴弘監督)が2021年に公開され、観客動員数が約103万人を記録した。

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