進撃の巨人:テレビアニメ完結に諫山創が感謝 ラストのネームを描き直し 原作とは異なるラストに?

「進撃の巨人」の「The Final Season」の完結編(後編)のPVの一場面(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
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「進撃の巨人」の「The Final Season」の完結編(後編)のPVの一場面(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

 諫山創さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「進撃の巨人」の最終章となる「The Final Season(ファイナルシーズン)」の完結編(後編)がNHK総合で11月4日深夜0時から放送されることに向けて、諫山さんがコメントを寄せた。「テレビアニメ化から10年間、長いことお付き合いいただき、本当にありがとうございます」と感謝を伝え、「今回僕の希望で少しだけラストのネームを描き直させていただきました」と原作と異なるシーンがアニメに含まれることを示唆した。

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 諫山さんは「完結編(後編)にあたるクライマックスシーンは、原作でも大変な作画でしたので、『MAPPAさんも大変だろうな。MAPPAさんはやめてくれって思っているだろうな。MAPPAさん、ごめんなさい。本当にごめんなさい』と思いつつも、アニメでどのように表現されるか楽しみです」と思いを語っている。

 アニメを手掛ける林祐一郎監督は「この4年間、『戦え……戦え……』と毎日この作品に向き合ってきました。思いつく限りの全てを詰め込み、まさに集大成と言える熱量のある映像になっていると思います」と話している。

 完結編(後編)の主題歌を担当する音楽ユニット「Linked Horizon」は「作品の内側、外側、共に戦った全ての仲間たちへ敬意と愛を持って、ひとつの心臓と、ふたつの楽曲を捧げます」とコメント。シンガー・ソングライターのヒグチアイさんは「息を潜めて、寄り添う曲を作りました。わたしからの手向けの歌です。どうか心臓の音を感じながら聴いてください」と話している。

 完結編(後編)は、NHK総合で11月4日深夜0時に85分スペシャルとして放送される。完結編(前編)と完結編(後編)を分割した完結編(各話版)の第88〜94話が、Lemino、dアニメストア、Netflix、TELASA、U-NEXT、Amazon Prime Video、DMM TV、ABEMAで11月5日正午から順次、配信される。完結編(各話版)は、テレビ放送とは異なるオープニング、エンディング映像が加わり、オープニングテーマは「Linked Horizon」の「最後の巨人」、エンディングテーマはヒグチアイさんの「いってらっしゃい」となる。

 「進撃の巨人」は、圧倒的な力を持つ巨人たちを相手に人類が絶望的な戦いに挑む姿を描いたマンガ。諫山さんのデビュー作で、2009年9月に「別冊少年マガジン」(講談社)の創刊タイトルとして連載をスタートし、2021年4月に最終回を迎えた。

 テレビアニメのシーズン1が2013年4~9月、シーズン2が2017年4~6月、シーズン3のパート1が2018年7~10月に放送。シーズン3のパート2が2019年4~6月、最終章となる「The Final Season」のパート1が2020年12月~2021年3月、パート2が2022年1~4月、完結編(前編)が今年3月に放送された。

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