機動戦士ガンダムSEED FREEDOM:See-Sawの19年ぶり新曲がEDに 「去り際のロマンティクス」

「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のビジュアル(c)創通・サンライズ
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「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のビジュアル(c)創通・サンライズ

 人気アニメ「ガンダム」シリーズの「機動戦士ガンダムSEED」の完全新作となる劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」で、石川智晶さん、梶浦由記さんによる音楽ユニット「See-Saw」がエンディングテーマ(ED)「去り際のロマンティクス」を担当することが分かった。「機動戦士ガンダムSEED」のED「あんなに一緒だったのに」、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のED「君は僕に似ている」も担当してきた「See-Saw」が「機動戦士ガンダムSEED」シリーズのEDを担当するの3作目で、新曲は同ユニットの約19年ぶりの新曲となる。

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 石川さんは「このような巡り合わせでまたSEEDに再会でき驚きと感謝です。当時、脚本家の両澤(千晶)さんから助言をいただき、音楽を作る上での多くの気づきを得ました。今回の劇場版ではそれを背景に言葉を紡いだつもりです。また福田(己津央)監督とお話しさせていただく機会があり、個々のキャラクターの心情から戦争の話まで雑談のように広げてくださり、最終的な着地点が見えました。いつの間にかSEEDらしいものができたかな?と。喜んでいただけたらうれしいです」とコメント。

 梶浦さんは「この度は、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』エンディングテーマを再び石川智晶さんと共に作らせていただけたこと、本当に光栄に思っております。20年を経て、ファンの皆様が待ち続けたこの新たな物語の目指すところに、See-Sawの歌が必要であるとお声をかけていただけた喜びを噛み締めつつ、ラストシーンを送るための曲を書かせていただきました。作品の思い、ファンの皆様の思いにかなうものであればと祈っております」と話している。

 アニメを手掛ける福田己津央監督は「まず、素晴らしい曲をありがとうございました。初めて聞いた時は不思議な気持ちでした。どこか幻想的な梶浦さんの曲と、強いテーマを感じさせる石川さんの歌詞が見事な世界観を描き出しており、20年前の『機動戦士ガンダムSEED』の世界と現在(いま)がつながったように感じました。感情を揺さぶるメロディラインと世界を構築する編曲、登場人物の心情と聞く人の心情をつなぐ言葉がスッと心に染み込み、映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の壮大なエンディングテーマを見事に表していたと思います。『ガンダムSEED』シリーズはそのエンディングが象徴的です。『あんなに一緒だったのに』を聞くと各話各話のテーマとシンクロして感動がクライマックスになる魔法のような曲でした。『君は僕に似ている』もそうです。作品世界ではなく身近な語りの言葉が各話のテーマとリンクして心を打ちます。『去り際のロマンティクス」』もまた映画のラストを彩る新しい一曲になると私は確信しております」と語っている。

 同曲を収録したシングルが2024年1月24日に発売されることも発表された。2019年に開催されたイベント「犬フェス!」で披露した「あんなに一緒だったのに live in 2019 @犬フェス」も収録され、ジャケットには、アニメの描き下ろしイラストがデザインされる。「あんなに一緒だったのに live in 2019 @犬フェス」のライブ映像もYouTubeで公開された。1週間の期間限定。

 「See-Saw」は1993年7月にデビューし、2006年に活動を休止したが、2019年に開催された「フライングドッグ10周年記念LIVE -犬フェス!-」で復活し、同年に、約17年振りとなる単独ライブを開催したことも話題になった。

 「機動戦士ガンダムSEED」は、2002年10月~2003年9月に放送され、続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」が2004年10月~2005年10月に放送された。「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」は「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の続編で、福田監督らテレビアニメのスタッフが再集結する。2024年1月26日に公開。

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