ドラマ1週間：吉沢亮主演「PICU 小児集中治療室」が来春“復活”　「院内警察」で馬場ふみかが初めての医師役

　1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（12月2〜8日）は、吉沢亮さん主演で昨年10月期に放送されたフジテレビ系連続ドラマ「PICU 小児集中治療室」が、スペシャルドラマ「PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024」として2024年春に“復活”する話題、馬場ふみかさんが、2024年1月12日からスタートする桐谷健太さん主演の連続ドラマ「院内警察」（フジテレビ系、金曜午後9時）で初めて医師を演じることが話題になった。前後編で取り上げる。

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　俳優の安田顕さんが、2024年1月18日スタートの木曜劇場「大奥」（フジテレビ系、木曜午後10時）に出演することが5日、明らかになった。安田さんは、貧しい旗本出身ながら将軍側近の側用人に引き立てられ、その後幕政トップの老中に上り詰めた田沼意次を演じる。安田さんがフジテレビ系の木曜劇場に出演するのは「問題のあるレストラン」（2015年1〜3月）以来、約9年ぶり。権謀術数にたけた田沼は、大奥総取締である松島の局（栗山千明さん）と結託し、幕府を思いのままにするべく自身の出世をはかる。また、将軍・徳川家治（亀梨和也さん）のある重要な秘密を握っており、物語のキーパーソンとなる。

　俳優の鈴鹿央士さんが、2024年1月5日からテレビ東京の「ドラマ24」枠（金曜深夜0時12分）で放送される「闇バイト家族」で主演を務めることが5日、明らかになった。併せて、俳優の山本舞香さんがヒロイン役として出演することも分かった。ドラマは家族を装って闇バイトをするよう脅される5人を軸に展開。鈴鹿さんは、人生で問題に直面したらいつも逃げてきたことで、逃げ足の速さだけが取りえの闇バイト家族の長男・田中颯斗を演じる。山本さんは、ドSな発言の強気美女で、人には言えない事情を抱えるワケありな闇バイト家族の長女、久保美咲にふんする。闇バイト家族のメンバーとしてこのほか、光石研さん、麻生祐未さん、綾田俊樹さんが出演。光石さんは借金がかさみ、家族から絶縁された父親・小川健三、麻生さんは惚れた男のために勤務先のお金を横領した過去を持つ母親・原佳苗、綾田さんは“伝説の空き巣”と言われる祖父・栗林徹をそれぞれ演じる。

　ダンス＆ボーカルグループ「FANTASTICS」のボーカル、八木勇征さんが、2024年1月スタートのフジテレビ系連続ドラマ「婚活1000本ノック」（水曜午後10時）に出演することが5日、分かった。主人公でお笑いトリオ「3時のヒロイン」の福田麻貴さんの婚活をサポートする幽霊・山田クソ男（お）役で登場する。八木さんは「人たらしだけどピュアでどこか憎めない愛嬌（あいきょう）のある幽霊を目指したい」と意気込んでいる。ドラマは、南綾子さんの同名小説（新潮社）が原作で、最新の婚活事情を通して登場人物たちを描くラブコメディー。生涯のパートナーを求めて奮闘する33歳の売れない小説家・南綾子（福田さん）が、かつて自分をその気にさせて、遊んで捨てた「クソ男の幽霊」と共に、二人三脚で婚活する姿を描く。

　俳優の伊東四朗さん主演の人気ミステリードラマ「おかしな刑事」（テレビ朝日系）シリーズが、2024年1月6日午後8時放送の「おかしな刑事最終回！大千秋楽スペシャル」で最終回を迎えることが12月6日、明らかになった。2003年8月に第1作が放送されて以来、約20年にわたったシリーズは通算27作目で幕を閉じることになった。伊東さんは現在86歳で現役刑事役として最年長を更新し続けている。最終回では、警視庁東王子署の警部補・鴨志田（伊東さん）が定年を迎え、最後の出勤を終えて有給休暇の消化に入る。第二の人生として好きな団子の店を開くことを計画している最中に、大手建設会社の社長が誘拐される事件が発生。娘で警察庁警視の岡崎真実（羽田美智子さん）と捜査員たちは鴨志田に捜査に加わるよう要請して……と展開する。伊東さんは「“定年”っていわれると、実は恥ずかしいんですよ。だって第1作を撮影したのは私が66歳のときで、このシリーズを始めた頃にはすでに定年の年齢でしたから（笑い）。みなさんに『タイトルからして“おかしな刑事”なんだからいいんじゃない？』なんていわれながら続けてきました」と語った。

　俳優の馬場ふみかさんが、2024年1月12日からスタートする桐谷健太さん主演の連続ドラマ「院内警察」（フジテレビ系、金曜午後9時）に出演することが6日、分かった。馬場さんは物語の舞台となる日本有数の大病院に勤務する麻酔科医、白石葵（あおい）を演じる。馬場さんが医師を演じるのは初めて。併せて、さとうほなみさん、玄理さん、工藤美桜さん、西村元貴さん、神尾佑さん、でんでんさんの出演も発表された。馬場さんは「小さな頃から医療ドラマが大好きで、その中でも特に麻酔科医の役柄に引かれることが多く、憧れていたので今回麻酔科医の役を演じることができてうれしかったです。医療ドラマでもなく、刑事ドラマでもなく、どちらの面白さも持つこの作品はとても新鮮に感じました」とコメントした。

　俳優の林遣都さんが33歳の誕生日を迎えた6日、出演する2024年1月期の連続ドラマ「おっさんずラブ―リターンズ―」（テレビ朝日系、金曜午後11時15分）の撮影現場で祝福された。共演の田中圭さんが特製バースデーケーキを、吉田鋼太郎さんが「蟹ギフト」をプレゼントしてお祝いした。林さんは「33歳になりました。『おっさんずラブ―リターンズ―』で2024年、最高のスタートがきれる予感がしています！　（スタッフの）皆さんと一緒に見ている方々を元気にできるよう、楽しい作品を作りたいと思います！　頑張ります！」と抱負を語った。ドラマは田中さん主演で、2018年に放送された「おっさんずラブ」天空不動産編の5年後を描く。38歳になった主人公・春田創一（はるた・そういち、田中さん）と、シンガポール転勤から帰ってきた牧凌太（30、林遣都さん）が“夢の新婚生活”をスタートさせるも、多忙な共働きで生活でささいなことでケンカに。そこに再就職を果たした、家政夫の“武蔵さん”こと黒澤武蔵（吉田さん）がやって来て……と展開する。

　俳優の萩原利久さんが、読売テレビ・日本テレビ系のプラチナイト木曜ドラマ枠（木曜23時59分）で2024 年1月18日から放送される「めぐる未来」で主演を務めることが8日、明らかになった。萩原さんが日本テレビ系ドラマで主演するのは初めて。萩原さんは父からの遺伝で“過去に戻る病”を持つデザイナー兼イラストレーター、襷未来（たすき・みらい）を演じる。また、俳優の早見あかりさんが、未来の妻で、出版社の編集部で働くめぐるを演じる。原作は、2021年～2023年に「週刊漫画TIMES」（芳文社）に連載された、辻やもりさんによる同名マンガ。未来は、感情の起伏が激しくなると過去に戻ってしまうという原因不明の病気を抱えている。ある日、めぐるが職場の非常階段から転落死した。明るく無邪気な彼女はなぜ死んだのか？　自殺か、事故か。深い悲しみに襲われた未来は病を発症し、めぐるが生きていた過去へ戻る。はたして未来はめぐるの死を阻止できるのか……と展開する。

　吉沢亮さん主演で昨年10月期に放送されたフジテレビ系連続ドラマ「PICU 小児集中治療室」が、スペシャルドラマ「PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024」として復活し、2024年春に放送されることが8日、分かった。吉沢さんをはじめ、安田顕さん、木村文乃さん、高杉真宙さんらレギュラーキャストが再集結する。「PICU 小児集中治療室」は、PICU（Pediatric Intensive Care Unit＝小児集中治療室）を舞台とした作品。「大規模なPICUの運営は極めて困難」とされる北海道で、“しこちゃん先生”こと駆け出しの小児科医・志子田武四郎（しこた・たけしろう、吉沢さん）が、植野元（うえの・はじめ、安田さん）ら先輩医師と共に、どんな子供でも受け入れられるPICUを作るため、そしてドクタージェットの運用を実現するために奔走する姿が描かれた。スペシャルドラマは、武四郎がPICUに配属されて1年後が舞台となる。吉沢さんは「志子田先生が先輩になるというのが見どころの一つになっています。下っ端で情けない姿を見せていた連続ドラマのときから、また一つ成長した志子田先生が見られるのではないかと思い、僕自身すごく楽しみにしています」と話した。