怪獣8号:作者・松本直也「アニメ化は小さな頃からの夢」 声優陣への思い ジャンフェスにメッセージ 新情報一挙解禁

「怪獣8号」の原作者・松本直也さんのコメント(C)防衛隊第3部隊 (C)松本直也/集英社
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「怪獣8号」の原作者・松本直也さんのコメント(C)防衛隊第3部隊 (C)松本直也/集英社

 集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載中の松本直也さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「怪獣8号」のイベントが、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催中の「ジャンプフェスタ2024」内で行われ、原作者の松本さんがメッセージを寄せた。松本さんは「僕にとってアニメ化は小さな頃からの夢でした」と、アニメ化への思いをつづっている。

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 松本さんは「制作が進むにつれて上がってくる資料やデザイン画、絵コンテなどに、いつも驚かされ感動しています。初めてキャストの方々の吹き込んだ『声』のデータをもらった時もそうでした。カフカのおじさんの哀愁とかっこよさを見事に演じる福西(勝也)さん。ミナのりんとした女隊長っぷりを美しい声で体現する瀬戸(麻沙美)さん。レノのクールな中にある熱さと優しさをしっかり声の中にこめてくれる加藤(渉)さん。キコルの可愛らしさの中に一本とおる強さを完璧に表現するファイルーズ(あい)さん。実は適任な方が見つかるか一番不安だった保科は、河西(健吾)さんがピッタリな声と関西弁でめちゃくちゃかっこよく演じてくれていました。もらったのは音声だけのデータなのにどのキャラクターもすでに存在感を帯びていて、声優さんの実力とすごさを思い知らされたのを覚えています」とコメント。

 「あの日からネームを書く時にも僕の頭の中でキャラクターたちが皆さんの声でしゃべり始めました。ぼんやりしたイメージでしかなかった声に実体を与えてもらい、キャラクターたちがより強く息づいたように感じます。本当にありがとうございます。皆さんの声と映像が結びつき、どんな形で『怪獣8号』がアニメになるのか、原作者の僕も楽しみにしています。僕は監修としてめちゃくちゃアフレコ現場に参加するタイプなので、今後もたびたび顔を合わせることがあると思いますが、引き続きよろしくお願いします! 最後に、ご来場の皆様に改めてお礼申し上げます。今後とも『怪獣8号』をよろしくお願いいたします!」とメッセージを送った。

 ステージでは、追加キャストとして、ファイルーズあいさんが四ノ宮キコル、河西健吾さんが保科宗四郎をそれぞれ演じることが発表された。ファイルーズさんは「四ノ宮キコルという素晴らしいキャラクターを任せていただき、本当に光栄です! 彼女の努力家で、自信に満ちあふれた姿が大好きなので、声優として声だけでも一緒に戦うことができてとてもうれしいです。生き生きと動くキャラクターたちを、ぜひ楽しみにしていてください!」とコメントを寄せている。

 河西さんは「原作はジャンプ+で新しいお話が掲載されるのを楽しみに一読者として読ませていただいていました。結果を聞いたのも去年のジャンプフェスタの際にマネジャーから聞かされ、今!?となりつつもすごくうれしく、アフレコが楽しみで仕方ありませんでした。スタッフ陣、役者陣、気合の入ったアフレコを今現在行っておりますので放送まで今しばらくお待ちいただけますと幸いです」と話している。

 テレビアニメが2024年4月からテレビ東京系ほかで放送され、X(ツイッター)でも全世界リアルタイム配信されることも明らかになった。怪獣討伐の精鋭集団・日本防衛隊と怪獣との迫力あるバトルシーンを描いたメインPVもYouTubeで公開された。

 「怪獣8号」は、2020年7月から「少年ジャンプ+」で連載中。怪獣が容赦なく日常を侵す怪獣大国・日本を舞台に、謎の生物に体を怪獣化された主人公・日比野カフカの活躍を描く。2021年に「次にくるマンガ大賞2021」のウェブマンガ部門の大賞に選ばれたことも話題になった。コミックスの累計発行部数は1200万部以上。

 アニメは「攻殻機動隊」シリーズなどのProduction I.Gが制作し、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズなどのスタジオカラーが“怪獣デザイン&ワークス”を担当する。「鬼平」などの宮繁之さんと「鹿楓堂よついろ日和」などの神谷友美さんが監督を務める。「コードギアス 反逆のルルーシュ」などの大河内一楼さんがシリーズ構成・脚本、「エヴァンゲリオン」シリーズなどに参加している前田真宏さんが怪獣デザイン、「鉄コン筋クリート」などの木村真二さんが美術監督を担当する。

 ◇キャスト(敬称略)

 日比野カフカ/怪獣8号:福西勝也▽亜白ミナ:瀬戸麻沙美▽市川レノ:加藤渉▽四ノ宮キコル:ファイルーズあい▽保科宗四郎:河西健吾

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