ONE PIECE:原作第1話から再アニメ化 WIT STUDIO制作 Netflixで配信

「THE ONE PIECE」のビジュアル(c)尾田栄一郎/集英社・「THE ONE PIECE」製作委員会
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「THE ONE PIECE」のビジュアル(c)尾田栄一郎/集英社・「THE ONE PIECE」製作委員会

 尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」が第1話から完全新作映像で再アニメ化されることが明らかになった。タイトルは「THE ONE PIECE」で、「進撃の巨人」「SPY×FAMILY」などで知られるWIT STUDIOが制作し、Netflixで配信される。集英社、フジテレビ、東映アニメーションが連携して製作委員会を設立し、新たなアニメシリーズを制作することになった。幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されたイベント「ジャンプフェスタ2024」で発表された。

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 「ONE PIECE」は、東映アニメーションが制作するテレビアニメが放送中で、完全新作映像「THE ONE PIECE」の製作委員会によると「東の海編から、現代の映像として描き直していくプロジェクト」になるといい「テレビアニメシリーズとは別のラインで、今だからこそ可能な表現を突き詰め、ルフィの冒険を懐かしくも新しい感覚でお目にかけたいと考えています」と説明している。

 WIT STUDIOの和田丈嗣社長は「今回この新たなる冒険をお引き受けするにあたり、悩みに悩みぬいた末に、皆と話し合って立ち上がることを決意しました。東映アニメーションの皆様が作られてきた1000話を超えるアニメ『ONE PIECE』。その歴史の重みを胸に受け止め、新たなる軌跡を描くことに身の引き締まる思いです」とコメントを寄せている。

 「ONE PIECE」は、手足などがゴムのように伸びる麦わら帽子の青年・ルフィが、海賊王を目指して仲間と共に大海原を冒険する姿を描くマンガ。1997年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まった。日本国内のコミックス累計発行部数は4億1000万部以上で、全世界の累計発行部数は5億1000万部以上。

 東映アニメーションが制作するテレビアニメが1999年10月にスタートし、2021年11月には第1000話に到達した。2022年8月に公開された劇場版アニメ「ONE PIECE FILM RED」(谷口悟朗監督)の国内興行収入が約197億円、全世界興行収入が約319億円を記録するなど大ヒットしたことも話題になった。ハリウッド実写ドラマシリーズが今年8月からNetflixで配信されている。

 ◇「THE ONE PIECE」製作委員会のコメント

 本企画は、「ONE PIECE」のアニメーションを、東の海編から、現代の映像として描き直していくプロジェクトです。25年を経てなお最大出力で前進するテレビアニメシリーズとは別のラインで、今だからこそ可能な表現を突き詰め、ルフィの冒険を懐かしくも新しい感覚でお目にかけたいと考えています。公開はまだまだ先ですし、完遂まではさらに時間がかかる長い長いプロジェクトではありますが、新しい仲間であるWIT STUDIO、Netflixと力を合わせ、世界中のファンはもちろん、先の未来に「ONE PIECE」に触れる世代にもお届けできるよう、“ALLONE PIECE”チームで力を尽くして参ります。

 ◇WIT STUDIOの和田丈嗣代表取締役社長のコメント

 ついに発表になりました! 「THE ONE PIECE」。今回この新たなる冒険をお引き受けするにあたり、悩みに悩みぬいた末に、皆と話し合って立ち上がることを決意しました。東映アニメーションの皆様が作られてきた1000話を超えるアニメ「ONE PIECE」。その歴史の重みを胸に受け止め、新たなる軌跡を描くことに身の引き締まる思いです。尾田栄一郎先生が描かれている、夢へのチャレンジ、仲間との友情、前を向く希望を丁寧に描いて世界中の人たちを熱狂させることを目指します。この作品を広い世界の隅々まで届けるためには、まだまだクリエーターの皆様の力が必要です。本プロジェクトに参加して、そのフィルムに名前を刻みませんか? WIT STUDIOは、皆さまの参加を心からお待ちしています!!

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